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内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟(サウスタワー)
内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の個人施行者(代表施行者:中央日本土地建物)は、東京都千代田区内幸町1丁目に事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設などで構成する地上45階、地下3階、高さ230.23m(最高232.52m)、延べ面積287,000㎡の超高層ビルを新設します。 基本設計は日建設計、実施設計は清水建設。 2024年3月に着工し、2027年3月に竣工する予定です。
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2023年7月23日撮影。既存建物を解体していました。
完成イメージ
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西側から見ています。
本事業は2022年3月に発表された「TOKYO CROSS PARK構想」のうち、「南地区」(サウスタワー等)にかかる再開発事業です。
街区全体は北地区・中地区・南地区で構成され、約16haの日比谷公園とつながるとともに、都心最大級の延床面積約110万㎡を開発します。
東京都は2022年8月10日、内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の個人施行を認可しました。
本地区の市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行うとともに、内幸町一丁目街区の各地区と連携し、地域の回遊性や防災性の向上及び環境負荷の低減を図ります。
発表資料は→こちら
第一生命保険、中央日本土地建物(代表施行者)、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド(共同施行者)及びTF内幸町特定目的会社(共同施行者)は2022年8月10日、内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業が同日、東京都知事より施行認可を受けたことを発表しました。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
断面イメージ
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南側から見ています。 超高層ビルのA棟のほか、低層のB棟、C棟を建設します。
配置図
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日比谷通り側にA棟、その東側にB棟とC棟及び広場を配置しています。
国土交通大臣は、内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、金融支援や税制上の特例措置の支援を受けることができます。
申請事業者は中央日本土地建物、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社、第一生命保険、東京センチュリー、みずほ信託銀行です。
2022年10月22日付発表資料(PDF)は→こちら
概要
名 称 | 内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟(サウスタワー) |
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地区名 | 内幸町一丁目街区南地区 |
所在地 | 東京都千代田区内幸町1丁目1-3ほか |
最寄駅 | 都営三田線「内幸町」駅、東京メトロ千代田線・日比谷線「日比谷」駅 |
建築主 |
内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業個人施行者 代表施工者:中央日本土地建物株式会社 共同施工者:東京電力パワーグリッド株式会社、TF内幸町特定目的会社 (※TF内幸町特定目的会社は、東電不動産株式会社が出資する特定目的会社です) 関係権利者:第一生命保険株式会社、中央日本土地建物株式会社、東京センチュリー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、TF内幸町特定目的会社 |
設 計 | (基本設計・タワーデザイン) 株式会社日建設計、(実施設計)清水建設株式会社 |
施 工 | ― |
敷地面積 | 一団地認定区域全体:18,617.95㎡ |
建築面積 | 11,100.00㎡(一団地認定区域全体:15,300.00㎡) |
延床面積 | 287,000.00㎡(一団地認定区域全体:297,400.00㎡) |
構 造 | 鉄骨造(一部柱:CFT造)、地下:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造 |
基礎工法 | 直接基礎 |
用 途 | 事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場 |
階 数 | 地上45階、地下3階、塔屋3階 |
高 さ | 230.23m(最高232.52m) |
着 工 | 2024年3月下旬予定 |
竣 工 | 2027年3月下旬予定(一団地認定区域全体:2039年4月頃) |
備 考 |
※解体工事着手:2022年度 ※初期の情報では各棟の規模は下記の通りでした。C棟は2037年度着工予定です。 A棟:地上46階、地下3階、建築面積9,614.00㎡、延べ面積280,175.46㎡ B棟:地上_1階、地下4階、建築面積2,350.00㎡、延べ面積__8,850.12㎡ C棟:地上_2階、地下0階、建築面積3,106.00㎡、延べ面積__1,261.44㎡ 用途はA棟がオフィス、ホテル、ウェルネス促進施設および店舗、B棟が機械室やオフィス、C棟が店舗です。 |
最終更新日:2023年8月4日
地図
南地区には「みずほ銀行内幸町本部ビル」(1980年竣工)や「東京電力ホールディングス本社ビル」(1972年竣工)が立地しています。
完成イメージ(全体)
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[以下3枚、NTTアーバンソリューションズ2022年3月24日付ニュースリリースより引用]
北西側から見ています。 サウスタワー、セントラルタワー、ノースタワー、帝国ホテル新本館という4棟の超高層ビルが並ぶことになります。
位置図
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内幸町一丁目街区(東京都千代田区内幸町一丁目)の開発を推進する事業者(関係権利者、親会社を含む)10社は2022年3月24日、当街区の事業構想である「TOKYO CROSS PARK構想」と、構想に基づき掲げる5つのテーマを発表しました。
詳細は→こちら
南地区:サウスタワー……… 地上46階、高さ230m、2028年度完成
中地区:セントラルタワー… 地上46階、高さ230m、2029年度完成
北地区:ノースタワー……… 地上46階、高さ230m、2030年度完成
北地区:帝国ホテル新本館… 地上29階、高さ145m、2036年度完成
街区用途概念図
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南地区:サウスタワー……… オフィス、商業、ホテル、ウェルネス促進施設
中地区:セントラルタワー… オフィス、商業、ホテル、ホール、産業支援施設、宴会場
北地区:ノースタワー……… オフィス、商業、賃貸住宅、サービスアパートメント
北地区:帝国ホテル新本館… ホテル、宴会場
2023年7月23日撮影
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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建築計画のお知らせが設置されました。 写真クリックで拡大画像を表示。
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①の地点からスタートします。
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①の地点から見た解体中の「みずほ銀行内幸町本部ビル」です。 同ビルは地上35階、地下4階、高さ140m、延べ面積132,939㎡でした。 「第一勧業銀行本店」として1980年に竣工しています。 築40数年で姿を消します。
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その右手。 「東京電力ホールディングス本社ビル」があります。 同ビルは地上14階、延べ面積59,572㎡。鉄塔の先端までの高さは200mです。 1972年に竣工しています。
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南側から見た解体中の「みずほ銀行内幸町本部ビル」。 清水建設が2022年9月12日~2024年3月31日の工期で解体しています。
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その右手。「東京電力ホールディングス本社ビル」は、A棟完成後に解体されるものと思われます。跡地には低層のC棟が建つほか、広場が整備されます。
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右手。南地区南側の様子です。
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②の地点に移動しました。
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②の地点から見た解体中の「みずほ銀行内幸町本部ビル」。 半分くらいまで解体されたでしょうか。
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2018年に撮影した「みずほ銀行内幸町本部ビル」です。 ちなみに日本で解体中・解体済みのビルの中では2番目の高さとなります。
解体中・解体済・解体予定の超高層ビル(高さ100m以上/2023年8月現在)
名称 | 高さ | 階 | 所在地 | 竣工年 | 解体年 | 状況 |
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浜松町ビルディング | 165.9 | 40 | 東京都港区 | 1984 | ― | 予定 |
世界貿易センタービルディング | 162.59 | 40 | 東京都港区 | 1970 | 2021 | 解体中 |
みずほ銀行内幸町本部ビル | 140 | 35 | 東京都千代田区 | 1980 | 2022 | 解体中 |
グランドプリンスホテル赤坂 | 138.9 | 40 | 東京都千代田区 | 1982 | 2012 | 解体済 |
新生銀行本店ビル | 130 | 21 | 東京都千代田区 | 1993 | 2013 | 解体済 |
帝国ホテル東京 タワー館 | 129.1 | 31 | 東京都千代田区 | 1983 | 2024 | 予定 |
大阪マルビル(大阪第一ホテル) | 123.92 | 30 | 大阪市北区 | 1976 | 2023 | 解体中 |
朝日生命大手町ビル | 119.0 | 29 | 東京都千代田区 | 1971 | 2022 | 解体中 |
シナガワ グース(京急EXホテル品川) | 118.84 | 29 | 東京都港区 | 1971 | 2021 | 解体中 |
新呉服橋ビルディング | 112.48 | 21 | 東京都中央区 | 1977 | 2022 | 解体中 |
ソフィテル東京 | 112.0 | 26 | 東京都台東区 | 1994 | 2007 | 解体済 |
日比谷U-1ビル | 109.3 | 26 | 東京都千代田区 | 1984 | 2022 | 解体中 |
東京海上日動ビルディング本館 | 108.1 | 25 | 東京都千代田区 | 1974 | 2022 | 解体中 |
りそな・マルハビル | 107.95 | 24 | 東京都千代田区 | 1978 | 2012 | 解体済 |
大手町フィナンシャルセンター | 105 | 24 | 東京都千代田区 | 1992 | 2011 | 解体済 |
三井物産ビル | 100 | 24 | 東京都千代田区 | 1976 | 2015 | 解体済 |
※解体年は解体工事に着手した年です。
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②の地点から北東方面を見ています。「みずほ銀行内幸町本部ビル」の北側のビルの解体も進み、「帝国ホテル」がよく見えるようになりました。
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③の地点に移動しました。
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③の地点から見た解体中の「みずほ銀行内幸町本部ビル」です。 ここに地上45階、地下3階、高さ230.23m(最高232.52m)のA棟(サウスタワー)が出現します。
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その左手。中地区(セントラルタワー建設地)方面です。
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④の地点に移動しました。
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④の地点から見た中地区(セントラルタワー建設地)です。 写真中央では、竹中工務店が2023年7月3日~2026年8月31日の工期で「NTT日比谷ビル」(地上9階、地下4階)の地下解体工事を進めています。 写真左側では、鹿島建設が2022年9月1日~2023年9月30日の工期で「日比谷U-1ビル」(地上26階、地下4階)の地上建物解体工事を進めています。
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その右手。 南地区(サウスタワー)建設地方面。 サウスタワーは2024年3月に着工し、2027年3月下旬に竣工する予定です。 全体の完成は2039年4月頃を見込んでいます。
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左手。
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高さ109.3mの「日比谷U-1ビル」もまもなく完全に姿を消します。 「NTT日比谷ビル」や「日比谷U-1ビル」の跡地には、オフィス、商業、ホテル、ホール、産業支援施設、宴会場で構成する地上46階、高さ230mのセントラルタワーが2029年度に完成する予定です。 セントラルタワー完成後、設備の移設工事を進めるとともに、この奥にある「NTT霞ヶ関ビル本館」、「NTT霞ヶ関ビル新館」、「Ud日比谷ビル」を解体。 これらの跡地は広場になる予定です。
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左手。 「帝国ホテル東京」です。 ここが北地区になります。 右奥に少しだけ見える「帝国ホテル東京 タワー館」(地上31階、高さ129.1m)は、2024年3月末に一部、6月末に全館が営業を終了する予定です。 この跡地などに、オフィス、商業、賃貸住宅、サービスアパートメントで構成する地上46階、高さ230mのノースタワーが建つことになります。 本館の跡地には地上29階、高さ145mの新本館が建ちます。
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⑤の地点に移動しました。
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⑤の地点から見た「帝国ホテル東京」。 ノースタワーは2030年度、新本館は2036年度に完成する予定です。
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その左手。 中央右は「日生劇場」、その左奥は「東京ミッドタウン日比谷」(地上35階、高さ191.46m)です。