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(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画(シナガワグース跡地開発)
京浜急行電鉄とトヨタ自動車は、東京都港区の旧シナガワグース跡に、事務所、物販店舗、飲食店、集会場、ホテルなどで構成する地上28階、地下5階(運用呼称:地上29階、地下4階)、高さ154m、延べ面積313,100㎡の超高層ビルを新設します。
設計は大成建設。
2025年5月下旬に着工し、2029年1月下旬に竣工する予定です。
2024年10月13日撮影。南東側より見た建設地。
完成イメージ
[以下図面、京浜急行電鉄2024年3月22日付ニュースリリースより引用]
トヨタ自動車は2024年3月22日、京浜急行電鉄と、当該地区内の土地の一部譲渡および当該地区のまちづくり推進のために共同で計画建物を建設・運営することに関する新たな契約を締結すると発表しました。 本計画建物内オフィスの一部を取得し、新たな東京本社として2029年度に開業する予定です。
施設イメージ
低層部に商業施設やMICE(カンファレンス、多目的ホール)、中層部にオフィス、高層部にホテルを計画しています。
配置図
右側に品川駅があります。
品川駅西口地区 位置図
西武プロパティーズ、京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、独立行政法人都市再生機構の4社が事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、 国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、2022年3月18日、都市計画(素案)の概要が内閣府のホームページに公表されました。
地区計画・再開発等促進区の面積は約14.7ha、地区整備計画の面積は約13.9ha(A~C地区)です。
西武ホールディングス2022年3月22日付ニュースリリース(PDF)は→こちら
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が進めている「品川駅西口土地区画整理事業」が、2023年6月1日付で、国土交通大臣より事業計画認可を受けました。
これにより、上図のA・B地区が整備されます。
UR都市機構2023年6月1日付ニュースリリース(PDF)は→こちら
C地区では高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合が、事務所、住宅、商業、産業支援(MICE)などからなる地上30階、地下2階、高さ約155m、延べ面積約194,000㎡の超高層ビルを計画しています。
詳細については→こちら
グランドプリンスホテル新高輪などが立地するB地区(約8.4ha)の再開発計画については、2024年10月の時点では明らかになっていません。
概要
名 称 | (仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 |
---|---|
所在地 | 東京都港区高輪3丁目417-31(地番) |
最寄駅 | 京浜急行・JR「品川」駅 |
建築主 | 京浜急行電鉄株式会社、トヨタ自動車株式会社 |
設 計 | 大成建設株式会社 |
施 工 | ― |
用 途 | 事務所、物販店舗、飲食店、集会場、ホテル、自動車車庫など |
敷地面積 | 23,584㎡ |
建築面積 | 20,080㎡ |
延床面積 | 313,100㎡ |
構 造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎、一部杭基礎 |
階 数 | 建築基準法上:地上28階、地下5階(運用呼称:地上29階、地下4階) |
高 さ | 154m |
着 工 | 2025年5月下旬予定 |
竣 工 | 2029年1月下旬予定 |
備 考 |
◆既存建物解体工事:2021年11月~2024年1月末予定 ◆京浜急行電鉄2024年3月22日付ニュースリリースは→こちら ◆トヨタ自動車2024年3月22日付ニュースリリースは→こちら ◆都市計画(素案)の概要(PDF)は→こちら |
最終更新日:2024年10月22日
地図
建設地まで品川駅高輪口より徒歩3分ほどです。
2024年10月13日撮影
「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建築計画のお知らせ。2024年9月26日に設置されました。写真クリックで拡大画像を表示。
①の地点(歩道橋の上)よりスタートします。
①の地点より品川駅方面を見ています。 国道15号品川駅西口基盤整備、品川駅北口駅改良・駅ビル整備、京急品川駅地平化工事、リニア中央新幹線品川駅工事、東京メトロ南北線品川駅工事が進められているほか、JRと京急がそれぞれ高さ150mの駅ビルを建設する計画もあり、今後大きく様変わりします。 品川駅街区地区開発計画については→こちら
その反対側に本題の建設地があります。中央奥に見える建物は「ザ・プリンスさくらタワー東京」です。
その右手。建設地東側。
左手。歩道橋の様子です。品川駅西口では大規模なデッキも計画されており、将来この歩道橋も役目を終えることになります。
本題の建設地では大成建設が2021年11月1日~2025年5月31日の工期で「シナガワグース建屋解体工事」を進めています。 解体工事のお知らせによると「シナガワグース」の規模は地上29階、地下3階、塔屋2階、高さ118.84m、延べ面積82,735㎡でした。
営業していた頃(2015年1月)の「シナガワ グース」です。 「ホテルパシフィック東京」として1971年7月27日に開業し、2010年9月30日をもって営業を終了。 その後改修され、2011年4月29日に「シナガワ グース」の名称で営業を再開しました。 ホテル「京急EXイン品川駅前」のほか、結婚式場やレストラン、ショップ、バンケット・イベントホールなどが別々のテナントとして営業。 ホテルは2018年10月1日に「京急EXホテル品川」(客室935室)にリブランドしました。 「シナガワ グース」は2021年3月31日をもって閉館。 50年の歴史に幕を閉じています。
②の地点に移動しました。
②の地点より建設地方面を見ています。赤い屋根の建物が残されています。現場事務所として使われているようです。
その右手。
左手。建設地南側。柘榴坂(ざくろざか)です。
③の地点に移動しました。
③の地点より見た建設地。現地の作業予定によると、山留工事や解体工事を進めています。
④の地点に移動しました。
④の地点より見た建設地。
その右手。建設地南側。柘榴坂。品川駅へ向かって下り坂となります。
建設地西側の様子。駐輪場となっています。
⑤の地点に移動しました。
⑤の地点より見た建設地。 ここに地上28階、地下5階(運用呼称:地上29階、地下4階)、高さ154m、延べ面積313,100㎡の超高層ビルが出現します。
その左手。品川駅方面。
その北側はさくら坂です。
⑥の地点に移動しました。
⑥の地点より見た建設地。 新ビルは低層部に商業施設やMICE(カンファレンス、多目的ホール)、中層部にオフィス、高層部にホテルを計画しています。 オフィスの一部にはトヨタの東京本社が入ります。
その右手。さくら坂方面。
その右手。C地区です。 こちらでは高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合が、事務所、店舗、住宅、MICE、産業支援施設などからなる地上30階、地下2階、高さ約155m、延べ面積約186,900㎡の超高層ビルを新設します。 詳細は→こちら
左手。第一京浜。
⑦の地点に移動しました。
⑦の地点より見た建設地。
その右手。C地区方面。
左手。品川プリンスホテル方面。
品川駅側より建設地方面を見ています。「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」は2025年5月下旬に着工し、2029年1月下旬に竣工する予定です。