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浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービルディング建替)


世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本の4社は、世界貿易センタービルディング跡地などにオフィスやホテル、店舗などで構成する地上46階、地下3階、高さ約235mの超高層ビルを新設します。 設計・施工は鹿島建設。 2027年2月の竣工を目指しています。




浜松町二丁目4地区 A街区

2022年7月18日撮影。世界貿易センタービルディングの解体工事を進めていました。





完成イメージ①

[以下3枚、2021年7月12日付ニュースリリース(PDF)より引用]

世界貿易センタービルディングなど4社は2021年7月12日、「浜松町二丁目4地区」の都市計画変更手続きを開始したことを発表しました。 当初、地上37階、高さ約200mとして計画していたA-1棟を地上46階、高さ約235mにグレードアップし、高層部に国際水準の宿泊施設を整備するほか、DMO活動拠点の整備や観光プレ体験機能の整備、緑の連続性の強化を盛り込んでいます。



完成イメージ②

主に「世界貿易センタービルディング」の跡地にA-1棟(地上46階、高さ約235m)、主に別館の跡地にA-2棟(地上8階、高さ約55m)を整備します。 A街区全体の用途は事務所、店舗、都市計画駐車場、モノレール駅舎、バスターミナル、カンファレンスセンター、医療センター、子育て支援施設、観光支援施設、DMO活動施設、ホテルなどです。



配置図

[A街区 A-1棟]
世界貿易センタービルディング本館
地上46階、高さ約235m、2027年2月竣工予定

[A街区 A-2棟]
地上8階、高さ約55m、2027年2月竣工予定

[A街区 A-3棟]
世界貿易センタービルディング南館
地上39階、高さ197.317m、2021年3月竣工済み

[B街区]
日本生命浜松町クレアタワー
地上29階、高さ156m、2018年8月竣工済み

[C地区]
浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業
地上46階、高さ185.43m、2026年12月竣工予定



A街区 概要

計画名浜松町二丁目4地区 A街区
所在地東京都港区浜松町2丁目
建築主株式会社世界貿易センタービルディング
鹿島建設株式会社
東京モノレール株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
設 計株式会社日建設計
鹿島建設株式会社
株式会社トーニチコンサルタント
株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所
敷地面積約21,000㎡(浜松町西口開発計画:約28,800㎡)
建築面積―(浜松町西口開発計画:約23,900㎡)
延床面積約314,000㎡(浜松町西口開発計画:約414,000㎡)
用 途 事務所、店舗、都市計画駐車場、モノレール駅舎、バスターミナル、カンファレンスセンター、医療センター、子育て支援施設、観光支援施設、DMO活動施設、ホテル等
棟 別A-1棟A-2棟A-3棟モノレール棟
名 称世界貿易センタービルディング本館ターミナル世界貿易センタービルディング南館モノレール浜松町駅
設 計鹿島建設鹿島建設基本:日建設計
実施:鹿島建設
トーニチコンサルタント
JR東日本建築設計
施 工鹿島建設鹿島建設鹿島建設鹿島建設
構 造S造・RC造・SRC造S造・RC造S造・RC造・SRC造RC造、ホーム上屋S造
階 数地上46階、地下3階
塔屋2階
地上8階、地下3階地上39階、地下3階
塔屋2階
地上5階
高 さ約235m約55m197.317m約35m
着 工2021年8月2021年8月2017年9月2021年10月
竣 工2027年2月予定2027年2月予定2021年3月2029年12月予定
備 考 ◆全体工期:2014年度~2029年度
◆モノレール棟:敷地面積 約5,300㎡、延べ面積 約10,800㎡
◆着工は既存建物の解体含む

最終更新日:2022年8月1日



地図

JR・東京モノレール「浜松町駅」に隣接するほか、都営大江戸線や都営浅草線が乗り入れる「大門駅」も近接しています。



2022年7月撮影

浜松町二丁目4地区 A街区

2022年7月18日撮影。 北西側から見ています。 鹿島建設が「世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体」を2021年8月1日~2023年3月31日の工期で進めています。 解体工事のお知らせによると、既存ビルの規模は地上40階、地下3階、高さ152m、延べ面積162,314.69mです。




浜松町二丁目4地区 A街区

北側から。 解体されて5~6階ほど低くなっているようです。




浜松町二丁目4地区 A街区

世界貿易センタービルディングと日本生命浜松町クレアタワー(地上29階、高さ156m)。




浜松町二丁目4地区 A街区

北東側から。 鹿島建設が新開発の「鹿島スラッシュカット工法」を適用して解体しています。 本工法は、工期の短縮に加え、超高層ビルの解体工事に欠かせない強風・地震対策や第三者災害リスクの排除に寄与するとともに、騒音の大幅な低減や施工中のCO2排出量の削減など環境にもやさしい工法だそうです。




浜松町二丁目4地区 A街区

東面の様子。浜松町駅側になります。 鹿島スラッシュカット工法」の施工フローは以下の通りです。

1.密閉された建物内部で「斜め切断カッター」によりスラブを先行解体
2.躯体を切断して大割ブロック化
3.大割ブロックを建物内部の大型揚重開口より吊下ろし、地上階で小割解体
4.せり下げ足場を逆クライミングし、次の下層フロアを解体

ニュースリリースは→こちら




浜松町二丁目4地区 A街区

新ビルは地上46階、地下3階、高さ約235m。オフィスを主体とし、高層部にホテル、低層部に店舗を配置します。2027年2月末に竣工する予定です。




浜松町二丁目4地区 A街区の建築計画のお知らせ

「浜松町二丁目4地区 A街区」の建築計画のお知らせ。A棟には2021年3月に竣工した「世界貿易センタービルディング南館」(地上39階、高さ197.317m)も含まれます。写真クリックで拡大画像を表示。







2021年10月撮影

浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

2021年10月24日撮影。 北西側から見上げた「世界貿易センタービルディング」。 竣工当時から翌年までは日本一高いビルでした。 右に大門駅の出入口が見えます。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

鹿島建設が2021年8月1日~2023年3月31日の工期で「世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体工事」を進めています。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

解体工事のお知らせによると既存本館・別館の規模は、S造・SRC造・RC造、地上40階、地下3階、高さ152m、延べ面積162,314.69㎡です。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

現地の作業予定によると、解体工事や仮設整備工事を進めています。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

外観上は、角部分に青いネットが設置されているのが目に付く程度ですね。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

「世界貿易センタービルディング」と「日本生命浜松町クレアタワー」。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

「日本生命浜松町クレアタワー」は地上29階、高さ156m。2018年8月に竣工しています。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

北側から。解体方法は、最初に高さ160mのタワークレーンを設置し、建物中央部に屋上から1階まで12m×9mの堅穴を開けて、特殊なカッターで切り分けた建物のブロックを、タワークレーンを使って建物の中を降ろしていくのだそうです。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

北東側から。1フロアを5日で解体できるとのこと。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

左は2021年3月に竣工した「世界貿易センタービルディング南館」(A-3棟)です。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

「世界貿易センタービルディング南館」は地上39階、高さ197.317m。本館に入っていたオリックス東京本社などが移転入居しています。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

東京モノレール(株)は2021年10月22日、モノレール浜松町駅ビルの建替工事に本格着手することを発表しています。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

以下図面はニュースリリースより引用しました。こちらは新しい「モノレール浜松町駅ビル」の外観イメージです。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

歩行者広場イメージ。現在2階と3階に分かれている改札口を3階に集約し、わかりやすく利用しやすい駅になります。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

プラットホームのイメージです。新しい「モノレール浜松町駅ビル」は2029年12月に竣工する予定です。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

東側から見た「世界貿易センタービルディング」と「日本生命浜松町クレアタワー」。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

さらに「世界貿易センタービルディング南館」も加わって。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

新設するビルは地上46階、高さ約235m。全面ガラス張りとなります。オフィス主体で高層部にはホテルが入ります。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

低層部には「観光プレ体験施設」を計画しています。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

旧芝離宮恩賜庭園側や大門通り側の低層部は緑化されます。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)

A-1棟(世界貿易センタービルディング本館)は2027年3月に竣工する予定です。




浜松町二丁目4地区A-1棟(世界貿易センタービル建替)の建築計画のお知らせ

「浜松町二丁目4地区A街区」の建築計画のお知らせ。 A棟の面積は旧計画のもので、A棟の階数と高さは南館の数字です。 写真クリックで拡大画像を表示。




2021年2月撮影

◎正式名称:世界貿易センタービルディング
◎建築主:世界貿易センタービルディング
◎設計:日建設計、武藤構造力学研究所
◎施工:鹿島建設
◎階数:地上40階、地下3階
◎高さ:152m(最高162.59m)
◎竣工:1970年3月




2020年9月撮影

浜離宮恩賜庭園から見ています。 左が「世界貿易センタービルディング南館」、中央右奥が「日本生命浜松町クレアタワー」、右手前が「世界貿易センタービルディング」です。

◆世界貿易センタービルディング南館(A-3棟)は→こちら
◆日本生命浜松町クレアタワー(B街区)は→こちら








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