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八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業


国土交通省は2025年1月17日、国土交通大臣が「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を優良な民間都市再生事業計画として認定したと発表しました。 同事業では東京都中央区八重洲1丁目に事務所、宿泊施設、店舗などからなる地上44階、地下3階、高さ218m、延べ面積約185,500㎡の超高層ビルを新設します。 特定業務代行者および参加組合員として東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命、大成建設が参画。 設計・施工は大成建設。 超高層ビルが建つ南街区は2029年度、2階建て店舗が建つ北街区は2032年度に竣工する予定です。



完成イメージ

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

[以下図面、東京建物2024年12月10日付ニュースリリースより引用]

北側より見ています。 再開発事業では南街区に44階建て超高層ビル、その手前の北街区に2階建て店舗を建てます。 2024年11月19日に着工し、12月10日に起工式を開いています。



日本橋川低層部イメージ

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

日本橋川沿いが北街区になります。 北街区は首都高の地下化に伴い整備される日本橋川沿いの水辺空間と、水辺空間に連続する低層の商業施設をそれぞれ配置し、南北街区間に設ける歩行者デッキによりスムーズな歩行者動線を確保する計画です。



断面図

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

高層棟は地下1階~地上2階に店舗、2階に高度金融人材サポート施設、6~9階に長期滞在型宿泊施設(客室92室)、10~43階に基準階面積約860坪のオフィスを配置する計画です。

長期滞在型宿泊施設については、シンガポールに拠点を置くアスコットの最上位ラグジュアリーブランドである“The Crest Collection”を誘致。 「SEN/KA TOKYO by The Crest Collection」(センカ東京 by クレストコレクション)の名称で、2029年度下半期の開業を目指しています。



配置図

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

日本橋川交流拠点の象徴となる立体広場空間や、南北街区と水辺空間をつなぐゲート広場に加え、地下通路と日本橋川沿岸の地上、地下、歩行者デッキを相互に接続する多層的ネットワークを整備し、日本橋川沿岸エリアのにぎわい・交流空間を創出する計画です。



現地の様子

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

2024年9月15日撮影。南西側より見た建設地。 2019年10月の都市計画決定、2021年11月の本組合設立認可を経て、2023年9月に権利変換計画が認可されています。



概要

事業名東京都市計画事業八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
所在地東京都中央区八重洲1丁目1番ほか(地番)
東京都中央区八重洲1丁目2
最寄駅東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅、JR「東京」駅
建築主八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
設 計基本設計:(株)日本設計、実施設計:大成建設(株)
施 工大成建設(株)
敷地面積9,259.72㎡
延床面積186,543.82㎡
街区名南街区北街区
用 途事務所、店舗、宿泊、駐車場 等店舗
敷地面積7,557.66㎡1,702.06㎡
建築面積6,541.00㎡883.00㎡
延床面積185,508.17㎡1,035.65㎡
構 造SRC造、S造、RC造S造
基礎工法場所打ちコンクリート杭、直接基礎鉄骨造
階 数地上44階、地下3階、塔屋2階地上2階
高 さ約218m約12m
着 工2024年11月19日(国土交通省サイト:2024年12月21日)
竣 工2029年7月31日予定2032年12月31日予定
備 考 ◆特定業務代行者および参加組合員:東京建物(株)、東京ガス不動産(株)、明治安田生命保険相互会社、大成建設(株)
◆低層部外装デザイン監修:Laguarda.Low Architects LLC
◆ランドスケープデザイン監修:(株)office ma
◆国土交通省2025年1月17日付プレスリリースは→こちら
◆東京建物2024年12月10日付ニュースリリース(起工式)は→こちら
◆2023年6月1日付事業計画書(PDF)は→こちら

最終更新日:2025年1月21日



地図

日本橋駅と東京駅を地下通路でつなぎ、日本橋駅・大手町駅・東京駅・京橋駅間の広域地下歩行者ネットワークを実現します。



2024年9月15日撮影

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)の建築計画のお知らせ

「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)」の建築計画のお知らせ。 前回撮影時と比較すると、延べ面積、着工予定(2024年9月30日→2024年10月1日)、完了予定(2028年9月30日→2029年7月31日)が変更されていました。 竣工は9か月ほど延びています。 写真クリックで拡大画像を表示。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

[地理院地図(国土地理院)をもとに作成]

①の地点(呉服橋交差点)よりスタートします。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

①の地点より南街区を見ています。南街区に所在した下記施設は姿を消していました。なお、階数・高さは現地の解体工事のお知らせより引用しています。

新呉服橋ビル(地上22階、地下4階、高さ106.6m)
TGビル(本館・別館)(地上8階、地下3階、高さ31.0m)
ジブラルタパール八重洲ビル(地上12階、地下1階、高さ40.0m)
日限延命地蔵尊(地上2階、高さ14.6m)




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

その左手。南街区西側。外堀通り。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

右手。南街区南側。国道1号。 奥では「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」により、地上52階、地下5階、高さ283.96m(最高283.96m)の超高層ビルを建設中です。 2026年3月末に竣工する予定です。 こちらに進みます。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

南側より見た南街区。 南街区では、大成建設が2023年5月8日から2025年4月30日までの工期で解体工事を進めています。 奥には北街区の建物が並んでいます。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

その左手。南街区西側に「常盤橋タワー」(地上38階、高さ212m)がそびえています。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

右手。南街区東側には「日本橋三洋グループビル」(地上10階)などがあります。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

②の地点に移動しました。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

②の地点より見た南街区。 現地の作業予定によると、躯体解体・地中障害撤去・流動化処理土打設・埋戻しを進めていました。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

その左手。南街区南側。国道1号。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

右手。南街区東側。こちらに進みます。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

南街区東側の様子です。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

③の地点に移動しました。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

③の地点より見た南街区。ここに地上44階、地下3階、高さ218m、延べ面積186,199㎡の超高層ビルが出現します。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

その左手。南街区東側。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

右手。南街区と北街区の間の道路になります。右が北街区です。こちらに進みます。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

北側より見た南街区。南街区のビルは、地下1階~地上2階に店舗等、6~9階に宿泊施設、その上にオフィスを配置する計画です。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

④の地点に移動しました。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

④の地点より見た南街区。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

その左手。左の北街区には、壽ビル(地上10階)、東陽テクニカ本社ビル(地上9階)、八重洲KTビル(地上9階)があります。 南街区完成後に解体され店舗や広場になる予定です。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(南街区)

右手。南街区西側の様子です。南街区は2024年10月に着工し、2029年7月末に竣工する予定です。


《過去の写真はこちら》




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