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Torch Tower(トーチタワー)
Torch Tower(トーチタワー)は、三菱地所が東京都千代田区大手町2丁目に新設する地上62階、地下4階、高さ385m、延べ面積約553,000㎡の超高層ビルです。 オフィスを主体とし、低層部に商業施設やホール、高層部にホテルや賃貸マンション、展望施設を設けます。 設計は三菱地所設計、施工は清水建設。 2028年5月末に竣工する予定です。
2024年9月15日撮影。北東側より見た建設地。2023年9月27日に着工しています。
完成イメージ
[三菱地所2022年11月8日付ニュースリリースより引用]
東京駅丸の内口前から見ています。 2023年6月に竣工した「麻布台ヒルズ森JPタワー」を上回り日本一の高さの超高層ビルになります。
用途構成図
[以下図面、三菱地所2023年9月27日付ニュースリリースより引用]
地下1階~地上6階に商業施設、3~6階にエンタメホール、7~52階にオフィス、53~58階にホテル、59~60階に賃貸住宅、61階~屋上に展望台を配置します。
53~58階に高級ホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」が進出します。
客室110室のほか、ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、 バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを備えます。
ホテルは三菱地所、東京センチュリー、Dorchester Collection がパートナーシップを組んで進めます。
配置図
事業名は大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業、計画名は東京駅前常盤橋プロジェクト、街区名は「TOKYO TORCH」(トウキョウトーチ)です。
◆常盤橋タワー(A棟)は地上38階(建築基準法上は地上40階)、地下5階、高さ212m、延べ面積約146,000㎡の超高層ビルです。2018年1月に着工し、2021年6月末に竣工しました。商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」(トウキョウトーチテラス)は2021年7月21日より順次開業しています。
◆Torch Tower(B棟)は地上62階、地下4階、高さ385m、延べ面積約553,000㎡の超高層ビルです。オフィスを主体とし、高層階に展望施設、国際級ホテル(約100室)、賃貸レジデンス(約50戸)を配置し、低層部に大規模ホール(約2,000席)や商業ゾーンを整備します。2023年9月に着工しました。2028年5月末に竣工する予定です。
◆変電所棟(C棟)は地下4階、延べ面積約20,000㎡です。敷地中央地下にある東京電力の変電所を改修しながら機能更新を図るもので、地上部には大規模な広場を整備します。常盤橋タワー側のⅠ期は2018年1月に着工し、2021年6月末に完成。2023年9月に着工したTorch Tower側のⅡ期は、2028年5月末に竣工する予定です。
◆銭瓶町(ぜにがめちょう)ビルディング(D棟)は地上9階、地下3階、高さ53m、延べ面積約30,000㎡です。日本ビルヂング地下の東京都下水道局の下水ポンプ場を北側に移設しビル化しています。建物は東京都下水道局が所有。地上階には下水道局が入居しました。2017年4月末に着工し、2022年3月末に竣工しています。
事業のあゆみ
2015年08月31日 | 三菱地所が計画を発表 |
2016年04月01日 | 日本ビル北側の解体開始(2017年3月31日まで) |
2016年09月29日 | 東京都が施工認可 |
2017年02月21日 | 都市再生特別措置法第21条第1項の認定 |
2017年04月01日 | 権利変換期日 |
2017年04月30日 | 銭瓶町ビルディング(D棟)着工 |
2017年06月 | 大和呉服橋ビル地上部解体開始 |
2018年01月 | 常盤橋タワー(A棟)及び変電所棟(C棟)Ⅰ期着工 |
2020年09月17日 | 街区名とビル名を発表 |
2021年06月30日 | 常盤橋タワー(A棟)及び変電所棟(C棟)Ⅰ期竣工 |
2021年07月01日 | 街区内に大手町第2データセンターが開業 |
2021年07月21日 | 常盤橋タワー(A棟)商業施設及び広場の一部が開業 |
2022年01月13日 | Torch Tower(B棟)高層部に賃貸住宅(約50戸)を導入すると発表 |
2022年03月31日 | 銭瓶町ビルディング(D棟)竣工 |
2022年11月08日 | 超高級ホテル誘致を発表 |
2023年09月27日 | Torch Tower(B棟)及び変電所棟(C棟)Ⅱ期着工(ニュースリリース) |
2028年05月31日 | Torch Tower(B棟)及び変電所棟(C棟)Ⅱ期竣工(予定)、全体竣工 |
全体概要
街区名 | TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ) | |||
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計画名 | 東京駅前常盤橋プロジェクト/常盤橋街区再開発プロジェクト | |||
事業名 | 大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 | |||
所在地 | 東京都千代田区大手町二丁目8番1他(地番) 東京都中央区八重洲1丁目2番1他(地番) | |||
最寄駅 | JR「東京」駅、地下鉄「大手町」駅、地下鉄「三越前」駅 | |||
事業手法 | 土地区画整理事業、市街地再開発事業 | |||
建築主 | 三菱地所株式会社 | |||
関係権利者 | 三菱地所(株)、東京センチュリー(株)、東京都下水道局、(株)大和証券グループ本社、(株)三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド(株)、(有)大手町開発、独立行政法人都市再生機構 他 | |||
計画地面積 | 約35,000㎡ | |||
敷地面積 | 31,400㎡ | |||
建築面積 | 22,600㎡ | |||
延床面積 | 748,000㎡(ニュースリリース:約740,000㎡) | |||
構 造 | 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 | |||
基礎工法 | 直接基礎、杭基礎(一部併用) | |||
棟 名 | 常盤橋タワー (A棟) | Torch Tower (B棟) | 変電所棟 (C棟) | 銭瓶町ビルディング (D棟) |
設計・監理 | (株)三菱地所設計 | (株)三菱地所設計 | (株)三菱地所設計 | (株)三菱地所設計 日本水工設計(株) |
施 工 | 戸田建設(株) | 清水建設(株) | Ⅰ期:戸田建設(株) Ⅱ期:清水建設(株) | 三井住友建設(株) |
用 途 | 事務所、 店舗、 駐車場等 | 事務所、賃貸住宅、 ホテル、ホール、 店舗、駐車場等 | 店舗、 変電所、 駐車場等 | 事務所、 下水ポンプ所、 駐車場等 |
建築面積 | 4,000㎡ | 15,400㎡ | 300㎡ | 2,900㎡ |
延床面積 | 約146,000㎡ | 約553,000㎡ | 約20,000㎡ | 約30,000㎡ |
階 数 | 地上38階、地下5階 (法令上:地上40階) | 地上62階、地下4階 | 地下4階 | 地上9階、地下3階 |
高 さ | 212m | 385m | ― | 53m |
着 工 | 2018年1月 | 2023年9月 | Ⅰ期:2018年1月 Ⅱ期:2023年9月 | 2017年4月 |
竣 工 | 2021年6月末 | 2028年5月末予定 | Ⅰ期:2021年6月末 Ⅱ期:2028年5月末 予定 | 2022年3月末 |
供用開始 | 2021年7月21日 | ― | ― | 2022年4月 |
最終更新日:2023年12月12日
地図
事業地は東京駅北側の常盤橋地区です。 朝日生命大手町ビル、日本ビルヂング、JXビル、大和呉服橋ビルなどの跡地を再開発します。 道路を挟んだ北側にあるJFE商事ビルの跡地は公園になります。 事業地の周囲には東京駅のほか、大手町駅、日本橋駅、三越前駅があり、利便性の高い場所です。
2024年9月15日撮影
①の地点よりスタートします。
①の地点より「Torch Tower(トーチタワー)」(B棟)建設地を見ています。躯体はまだ建ち上がっていません。
その左手。建設地南側。国道1号(永代通り)。左に東京駅の日本橋口があります。こちらに進みます。
現地の作業予定によると「地下解体・杭、溝真柱工事」を進めています。
南側より見た建設地。 ここに日本一の高さとなる超高層ビルが出現します。 規模は地上62階、地下4階、高さ385m、延べ面積約553,000㎡。 なお、高さは当初の390mから385mに変更されています。
「Torch Tower」と「常盤橋タワー」の間の地下では、変電所棟(C棟)のⅡ期工事も進められています。
②の地点に移動しました。
②の地点より見た建設地。 「Torch Tower」の地下1階~地上6階に商業施設、3~6階に約2000席の大型エンタメホールを計画しています。
その右手。 2021年6月に竣工した「常盤橋タワー」(A棟)です。 規模は地上38階(法令上:地上40階)、地下5階、高さ約212m、延べ面積約146,000㎡です。
左手。左はJRの高架橋です。こちらに進みます。
「Torch Tower」の7~52階はオフィスとなります。 2024年10月3日時点では、三菱HCキャピタルの本社機能の入居が明らかになっています。
建設地西側の様子です。
さらに進むと、1972年に竣工した「JFE商事ビル」が姿を見せます。 規模は地上13階、地下3階、高さ54.4m、延べ面積14,276㎡。 再開発事業で解体され、常盤橋公園の一部になります。 「Torch Tower」の竣工前に解体されるようです。
③の地点に移動しました。
③の地点より見た建設地。 「Torch Tower」の53~58階にはラグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」が進出します。 客室110室のほか、ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、 バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを備えます。 ホテルは三菱地所、東京センチュリー、Dorchester Collection がパートナーシップを組んで進めます。
その左手。左は常盤橋公園です。
北側より見た建設地。 「Torch Tower」の59~60階は、大手町・有楽町・丸の内エリア初のラグジュアリーレジデンスとなります。
その右手。
2022年3月末に竣工した「銭瓶町ビルディング」(D棟)があります。
規模は地上9階、地下4階、高さ約53m、延べ面積約30,000㎡です。
1階には「ぜにがめプレイス」が2022年8月2日にオープン。
学生が経営する47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」やカフェ「KITASANDO Kissa」などで構成しています。
なお、「アナザー・ジャパン」については、2024年8月に開始する第3期目から、店舗運営スタイルをリニューアル。
2か月ごとに店内全ての商品を入れ替える形式を終了し、セトラー個人個人が自分の地元を狭く・深く特集する「セトラー企画展」と「47都道府県の商品を取り揃えた常設展」を併設して運営しています。
新企画展第一段は、「アナザー・鯖江」「アナザー・しまなみ」の2つです。
常設展には、1期・2期で人気だった47都道府県のメーカーの商品約650点が店内を彩ります。
左手。「常盤橋タワー」(A棟)です。
常盤橋公園には銅像が立っています。
新1万円札の肖像に採用された「渋沢栄一」の銅像でした。
④の地点(常盤橋の上)に移動しました。
④の地点より見た建設地。 「Torch Tower」の61階~屋上には屋外空間併設の展望台を配置する計画です。
その右手。建設地北側の様子。
その右手。日本橋川が流れています。頭上は首都高速都心環状線です。
続いて左手の様子です。建設地東側になります。
その左手。常盤橋の様子。
仮囲いに案内がありました。左が「常盤橋タワー」の商業施設、右が「銭瓶町ビルディング」の商業施設です。写真クリックで拡大画像を表示。
「常盤橋タワー」の緑地の様子です。
鯉が泳ぐ池もあります。
デッキがあります。
その左上方。「常盤橋タワー」です。
「常盤橋タワー」側より見た建設地です。
その右手の様子です。
左手。東京駅方面です。
「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」の建築計画のお知らせ。 前回撮影時に「2027年度末」だった完了予定が「2028年5月末」に変更されていました。 写真クリックで拡大画像を表示。
「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」の開発事業のお知らせ。 前回撮影時と内容は同じです。 写真クリックで拡大画像を表示。
事業者は三菱地所です。
設計・監理は三菱地所設計。
建築工事は清水建設です。
電気工事・衛生工事の施工者です。
空調工事・昇降機工事の施工者です。