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Torch Tower(トーチタワー)


Torch Tower(トーチタワー)は、三菱地所が東京都千代田区大手町2丁目に新設する地上62階、地下4階、高さ385m、延べ面積約553,000㎡の超高層ビルです。 オフィスを主体とし、低層部に商業施設やホール、高層部にホテルや賃貸マンション、展望施設を設けます。 設計は三菱地所設計、施工は清水建設。 2028年5月末に竣工する予定です。

三菱地所と清水建設は2025年9月2日、低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱の建方作業がスタートしたと発表しました。 斜め鉄骨柱は、約385mの超高層ビルを支える構造体「ダイヤグリッド架構」を構成するもので、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形のフレームが地震時における建物の揺れを抑制します。 ニュースリリースは→こちら




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

2025年8月13日撮影。常盤橋タワー側より見た建設地。2023年9月27日に着工しています。



完成イメージ

[三菱地所2022年11月8日付ニュースリリースより引用]

東京駅丸の内口前から見ています。 2023年6月に竣工した「麻布台ヒルズ森JPタワー」を上回り日本一の高さの超高層ビルになります。



用途構成図

[以下図面、三菱地所2023年9月27日付ニュースリリースより引用]

地下1階~地上6階に商業施設、3~6階にエンタメホール、7~52階にオフィス、53~58階にホテル、59~60階に賃貸住宅、61階~屋上に展望台を配置します。

53~58階に高級ホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」が進出します。 客室110室のほか、ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、 バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを備えます。 ホテルは三菱地所、東京センチュリー、Dorchester Collection がパートナーシップを組んで進めます。



配置図

事業名は大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業、計画名は東京駅前常盤橋プロジェクト、街区名は「TOKYO TORCH」(トウキョウトーチ)です。

◆常盤橋タワー(A棟)は地上38階(建築基準法上は地上40階)、地下5階、高さ212m、延べ面積約146,000㎡の超高層ビルです。2018年1月に着工し、2021年6月末に竣工しました。商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」(トウキョウトーチテラス)は2021年7月21日より順次開業しています。

◆Torch Tower(B棟)は地上62階、地下4階、高さ385m、延べ面積約553,000㎡の超高層ビルです。オフィスを主体とし、高層階に展望施設、国際級ホテル(約100室)、賃貸レジデンス(約50戸)を配置し、低層部に大規模ホール(約2,000席)や商業ゾーンを整備します。2023年9月に着工しました。2028年5月末に竣工する予定です。

◆変電所棟(C棟)は地下4階、延べ面積約20,000㎡です。敷地中央地下にある東京電力の変電所を改修しながら機能更新を図るもので、地上部には大規模な広場を整備します。常盤橋タワー側のⅠ期は2018年1月に着工し、2021年6月末に竣工。2023年9月に着工したTorch Tower側のⅡ期は、2028年5月末に竣工する予定です。

◆銭瓶町(ぜにがめちょう)ビルディング(D棟)は地上9階、地下3階、高さ53m、延べ面積約30,000㎡です。日本ビルヂング地下の東京都下水道局の下水ポンプ場を北側に移設しビル化しています。建物は東京都下水道局が所有。地上階には下水道局が入居しました。2017年4月末に着工し、2022年3月末に竣工しています。



事業のあゆみ

2015年08月31日三菱地所が計画を発表
2016年04月01日日本ビル北側の解体開始(2017年3月31日まで)
2016年09月29日東京都が施工認可
2017年02月21日都市再生特別措置法第21条第1項の認定
2017年04月01日権利変換期日
2017年04月30日銭瓶町ビルディング(D棟)着工
2017年06月大和呉服橋ビル地上部解体開始
2018年01月常盤橋タワー(A棟)及び変電所棟(C棟)Ⅰ期着工
2020年09月17日街区名とビル名を発表
2021年06月30日常盤橋タワー(A棟)及び変電所棟(C棟)Ⅰ期竣工
2021年07月01日街区内に大手町第2データセンターが開業
2021年07月21日常盤橋タワー(A棟)商業施設及び広場の一部が開業
2022年01月13日Torch Tower(B棟)高層部に賃貸住宅(約50戸)を導入すると発表
2022年03月31日銭瓶町ビルディング(D棟)竣工
2022年11月08日超高級ホテル誘致を発表
2023年09月27日Torch Tower(B棟)及び変電所棟(C棟)Ⅱ期着工(ニュースリリース)
2028年05月31日Torch Tower(B棟)及び変電所棟(C棟)Ⅱ期竣工(予定)、全体竣工


全体概要

街区名TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)
計画名東京駅前常盤橋プロジェクト/常盤橋街区再開発プロジェクト
事業名大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業
所在地東京都千代田区大手町二丁目8番1他(地番)
東京都中央区八重洲1丁目2番1他(地番)
最寄駅JR「東京」駅、地下鉄「大手町」駅、地下鉄「三越前」駅
事業手法土地区画整理事業、市街地再開発事業
建築主三菱地所株式会社
関係権利者三菱地所(株)、東京センチュリー(株)、東京都下水道局、(株)大和証券グループ本社、(株)三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド(株)、(有)大手町開発、独立行政法人都市再生機構 他
計画地面積約35,000㎡
敷地面積31,400㎡
建築面積22,600㎡
延床面積748,000㎡(ニュースリリース:約740,000㎡)
構 造鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法直接基礎、杭基礎(一部併用)
棟 名常盤橋タワー
(A棟)
Torch Tower
(B棟)
変電所棟
(C棟)
銭瓶町ビルディング
(D棟)
設計・監理(株)三菱地所設計(株)三菱地所設計(株)三菱地所設計(株)三菱地所設計
日本水工設計(株)
施 工戸田建設(株)清水建設(株)Ⅰ期:戸田建設(株)
Ⅱ期:清水建設(株)
三井住友建設(株)
用 途事務所、
店舗、
駐車場等
事務所、賃貸住宅、
ホテル、ホール、
店舗、駐車場等
店舗、
変電所、
駐車場等
事務所、
下水ポンプ所、
駐車場等
建築面積4,000㎡15,400㎡300㎡2,900㎡
延床面積約146,000㎡約553,000㎡約20,000㎡約30,000㎡
階 数地上38階、地下5階
(法令上:地上40階)
地上62階、地下4階地下4階地上9階、地下3階
高 さ212m385m10m53m
着 工2018年1月2023年9月Ⅰ期:2018年1月
Ⅱ期:2023年9月
2017年4月
竣 工2021年6月末2028年5月末予定Ⅰ期:2021年6月末
Ⅱ期:2028年5月末
予定
2022年3月末
供用開始2021年7月21日2022年4月

最終更新日:2025年8月26日

[常盤橋タワー(A棟)についてはこちら]



地図

事業地は東京駅北側の常盤橋地区です。 朝日生命大手町ビル、日本ビルヂング、JXビル、大和呉服橋ビルなどの跡地を再開発します。 道路を挟んだ北側にあるJFE商事ビルの跡地は公園になります。 事業地の周囲には東京駅のほか、大手町駅、日本橋駅、三越前駅があり、利便性の高い場所です。



2025年8月13日撮影

TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)の建築計画のお知らせ

大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業の建築計画のお知らせ。 前回撮影時に390mだった高さが385mに変更されていました。 写真クリックで拡大画像を表示。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)の建築計画のお知らせ

大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業の開発事業のお知らせ。 B棟の高さのほか、B棟とC棟の完了予定(2027年度→2028年度)が修正されていました。 写真クリックで拡大画像を表示。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

①の地点よりスタートします。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

①の地点よりB棟「Torch Tower(トーチタワー)」建設地を見ています。現地の作業予定によると「地下解体工事、躯体工事、鉄骨工事、解体工事」を進めています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その左手。建設地南側。国道1号(永代通り)。左に東京駅の日本橋口があります。こちらに進みます。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

2025年6月16日に、お供え物を地中に埋めて工事の安全を祈願する「鎮物埋納式」を行っています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その右手。2021年6月に竣工したA棟「常盤橋タワー」があります。規模は地上38階(法令上:地上40階)、地下5階、高さ約212m、延べ面積約146,000㎡です。 B棟とA棟の間の地下では、C棟「変電所棟」のⅡ期工事も進められています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

②の地点に移動しました。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

②の地点より見たB棟建設地。B棟「Torch Tower」の地下1階~地上6階に商業施設、3~6階に約2000席の大型エンタメホールを計画しています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その右手。国道1号(永代通り)。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

左手。左はJRの高架橋です。こちらに進みます。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

D棟の北側で、1972年に竣工した「JFE商事ビル」を解体中でした。規模は地上13階、地下3階、高さ54.4m、延べ面積14,276㎡。跡地は常盤橋公園の一部になります。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

解体中の「JFE商事ビル」側より見たD棟「銭瓶町(ぜにがめちょう)ビルディング」です。規模は地上9階、地下4階、高さ約53m、延べ面積約30,000㎡。2022年3月末に竣工しました。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

③の地点に移動しました。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

③の地点より見たB棟建設地。B棟「Torch Tower」の7~52階はオフィスとなります。2025年8月25日の時点では、三菱HCキャピタルやDirbato (ディルバート)の入居が明らかになっています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その左手。こちらに進みます。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

B棟「Torch Tower」の53~58階にはラグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」が進出します。 客室110室のほか、ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、 バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを備えます。 ホテルは三菱地所、東京センチュリー、Dorchester Collection がパートナーシップを組んで進めます。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

B棟「Torch Tower」の59~60階は、大手町・有楽町・丸の内エリア初のラグジュアリーレジデンスとなります。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その右手。D棟「銭瓶町ビルディング」。 地下3階~地上3階に東京都下水道局銭瓶町ポンプ所があり、地上1階には多目的スペース「ぜにがめプレイス」を配置しています。 4階~8階には東京都下水道局中部下水道事務所、東京都下水道サービス本社、下水道メンテナンス協同組合事務局などが入っています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

左手。A棟「常盤橋タワー」。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

常盤橋公園には「渋沢栄一」の銅像があります。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

④の地点(常盤橋の上)に移動しました。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

④の地点より見たB棟建設地。B棟「Torch Tower」の61階~屋上には屋外空間併設の展望台を計画しています。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その右手。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

⑤の地点(A棟「常盤橋タワー」のデッキの上)に移動しました。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

⑤の地点より見たB棟建設地。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

その左手。地下5階まであるので躯体が建ち上がるまで時間がかかります。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

事業者。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

設計・監理。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

施工者。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

電気工事&衛生工事施工者。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

空調工事&昇降機工事施工者。




TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)

現地の完成イメージです。B棟「Torch Tower(トーチタワー)」及びC棟「変電所棟」は2028年5月末に竣工する予定です。


《過去の写真はこちら》




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