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Torch Tower(トーチタワー)
Torch Tower(トーチタワー)は、三菱地所がJR東京駅日本橋口前に新設する地上63階、地下4階、高さ約390m、延べ面積約544,000㎡の超高層ビルです。
オフィスを主体とし、低層部に商業施設やホール、高層部にホテルや賃貸住宅、展望施設を設けます。
設計は三菱地所設計、施工は清水建設(予定)。
2023年10月に着工し、2027年度に完成する予定です。
三菱地所などは2022年11月8日、53階~58階に設置予定のホテルについて、ウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致すると発表しました。
開業は2028年度を予定しています。
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2023年2月17日撮影。 南東側から見た建設地。 朝日生命大手町ビル(地上29階、高さ119m)と日本ビルヂング(地上14階、高さ51.4m)の解体工事に2022年10月に着手しました。 事業名は大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業、計画名は東京駅前常盤橋プロジェクト、街区名はTOKYO TORCH(トウキョウトーチ)です。
完成イメージ
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[以下図面、三菱地所2022年11月8日付ニュースリリースより引用]
東京駅丸の内口前から見ています。 あべのハルカス(地上60階、高さ300m)や2023年3月竣工予定の虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区(地上64階、高さ約330m)を上回り、日本一の超高層ビルになります。
用途概要イメージ
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Dorchester Collectionは、世界5つの都市(ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、ロサンゼルス)で9つの象徴的なホテルをコレクションに有する世界有数のウルトララグジュアリーホテルブランドであり、2023年には中東エリア初のホテル「The Lana, Dubai」がオープンする予定です。
ホテルは、三菱地所(株)、東京センチュリー(株)、Dorchester Collection がパートナーシップを組んで進めます。
ホテルの客室は110室を予定。
共用施設として、ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、 バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを計画しています。
配置図
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◆常盤橋タワー(A棟)は地上38階(建築基準法上は地上40階)、地下5階、高さ約212m、延べ面積約146,000㎡の超高層ビルです。2018年1月に着工し、2021年6月末に竣工しました。商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」(トウキョウトーチテラス)は7月21日より順次開業しています。
◆Torch Tower(B棟)は地上63階、地下4階、高さ約390m、延べ面積約544,000㎡の超高層ビルです。オフィスを主体とし、高層階に展望施設、国際級ホテル(約100室)、賃貸レジデンス(約50戸)を配置し、低層部に大規模ホール(約2,000席)や商業ゾーンを整備します。2023年度に着工し、2027年度に竣工する予定です。
◆変電所棟(C棟)は地下4階、延べ面積約20,000㎡です。敷地中央地下にある東京電力の変電所を改修しながら機能更新を図るもので、地上部には大規模な広場を整備します。常盤橋タワー側のⅠ期は2018年1月に着工し、2021年6月末に完成。Torch Tower側のⅡ期は2023年度に着工し、2027年度に竣工する見込みです。
◆銭瓶町ビルディング(D棟)は地上9階、地下3階、高さ約53m、延べ面積約30,000㎡です。日本ビル地下の東京都下水道局の下水ポンプ場を北側に移設しビル化するもので、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階には下水道局が入ります。2017年4月末に着工し、2022年3月末に竣工しました。
位置図
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建設地は東京駅北側の常盤橋地区です。 朝日生命大手町ビル、日本ビル、JXビル、大和呉服橋ビルなどの跡地を再開発しています。 道路を挟んだ北側にあるJFE商事ビルの跡地は公園になります。
事業のあゆみ
2015年08月31日 | 三菱地所が計画を発表 | |
2016年04月01日 | 日本ビル北側の解体開始(2017年3月31日まで) | |
2016年09月29日 | 東京都が施工認可 | |
2017年02月21日 | 都市再生特別措置法第21条第1項の認定 | |
2017年04月01日 | 権利変換期日 | |
2017年04月30日 | 銭瓶町ビルディング(D棟)着工 | |
2017年06月 | 大和呉服橋ビル地上部解体開始 | |
2018年01月 | 常盤橋タワー(A棟)及び変電所棟(C棟)Ⅰ期着工 | |
2020年09月17日 | 街区名とビル名を発表 | |
2021年06月30日 | 常盤橋タワー(A棟)及び変電所棟(C棟)Ⅰ期竣工 | |
2021年07月01日 | 街区内に大手町第2データセンターが開業 | |
2021年07月21日 | 常盤橋タワー(A棟)商業施設及び広場の一部が開業 | |
2022年01月13日 | Torch Tower(B棟)高層部に賃貸住宅(約50戸)を導入すると発表 | |
2022年03月31日 | 銭瓶町ビルディング(D棟)竣工 | |
2022年11月08日 | 超高級ホテル誘致を発表 | |
2023年度 | Torch Tower(B棟)及び変電所棟(C棟)Ⅱ期着工(予定) | |
2027年度 | Torch Tower(B棟)及び変電所棟(C棟)Ⅱ期竣工(予定)、全体竣工 |
全体概要
街区名 | TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ) | |||
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計画名 | 東京駅前常盤橋プロジェクト/常盤橋街区再開発プロジェクト | |||
事業名 | 大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 | |||
所在地 | 東京都千代田区大手町二丁目8番1他(地番) 東京都中央区八重洲1丁目2番1他(地番) | |||
最寄駅 | JR「東京」駅、地下鉄「大手町」駅、地下鉄「三越前」駅 | |||
事業手法 | 土地区画整理事業、市街地再開発事業 | |||
建築主 | 三菱地所株式会社 | |||
関係権利者 | 三菱地所(株)、東京都下水道局、(株)大和証券グループ本社、(株)三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド(株)、(有)大手町開発、独立行政法人都市再生機構、常盤橋インベストメント特定目的会社、TOKYO390特定目的会社 他 | |||
計画地面積 | 約35,000㎡ | |||
敷地面積 | 約31,400㎡ | |||
建築面積 | 約20,400㎡ | |||
延床面積 | 約740,000㎡ | |||
構 造 | 地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 | |||
基礎工法 | 直接基礎、杭基礎(一部併用) | |||
棟 名 | 常盤橋タワー (A棟) | Torch Tower (B棟) | 変電所棟 (C棟) | 銭瓶町ビルディング (D棟) |
設計・監理 | 三菱地所設計 | 三菱地所設計 | Ⅰ期:三菱地所設計 Ⅱ期:三菱地所設計 | 三菱地所設計 日本水工設計 |
施 工 | 戸田建設 | 清水建設(予定) | Ⅰ期:戸田建設 Ⅱ期:未定 | 三井住友建設 |
用 途 | 事務所、 店舗、 駐車場等 | 事務所、ホテル、 住宅、ホール、 店舗、駐車場等 | 店舗、 変電所、 駐車場等 | 事務所、 下水ポンプ所、 駐車場等 |
建築面積 | 4,000㎡ | 13,200㎡ | 300㎡ | 2,900㎡ |
延床面積 | 約146,000㎡ | 約544,000㎡ | 約20,000㎡ | 約30,000㎡ |
階 数 | 地上38階 (法令上:地上40階) 地下5階 | 地上63階 地下4階 | 地下4階 | 地上9階 地下3階 |
高 さ | 約212m | 約390m | ― | 約53m |
着工予定 | 2018年1月 | 2023年10月 | Ⅰ期:2018年1月 Ⅱ期:2023年度 | 2017年4月 |
竣工予定 | 2021年6月末 | 2027年度 | Ⅰ期:2021年6月末 Ⅱ期:2027年度 | 2022年3月末 |
供用予定 | 2021年7月21日 | 2027年度 | 2027年度 | 2022年度 |
最終更新日:2022年11月9日
地図
建設地の周囲にはJR東京駅のほか、地下鉄大手町駅、日本橋駅、三越前駅があります。
2022年10月撮影
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2022年10月30日撮影。2021年6月に竣工した常盤橋タワー(A棟)。規模は地上38階(法令上:地上40階)、地下5階、高さ約212mです。
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その左手。トーチタワー(B棟)の建設地です。2022年10月1日~2023年10月20日の工期で清水建設が解体工事を進めています。
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日本ビルヂング。 地上14階、地下4階、高さ51.4m、延べ面積173,016㎡。 1960年に竣工しています。 北側の一部は既に解体され、その半分ほどの敷地に銭瓶町(ぜにがめちょう)ビルディング(D棟)が建設されています。 日本ビルヂングの地下にあった東京都下水道局の下水ポンプ場を銭瓶町ビルディングに移設しています。
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朝日生命大手町ビル。 地上29階、地下4階、高さ119.0m、延べ面積49,295㎡。 1971年に竣工しています。
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ここに日本一の高さの超高層ビルが出現します。規模は地上63階、地下4階、高さ約390m、延べ面積約544,000㎡です。
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解体中の日本ビルヂング。築62年ほどで姿を消します。
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朝日生命大手町ビル。築51年ほどで姿を消すことになります。
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朝日生命大手町ビル。本格的な解体工事はまだこれからですね。
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その反対側。JR東京駅日本橋口があります。
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その上方。
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南西側から見た朝日生命大手町ビル。
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朝日生命大手町ビルと常盤橋タワー。
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その左手。建設地西側はJRの高架橋です。電車が頻繁に行き交います。
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大手町側から建設地方面を見ています。
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もう少し離れて。
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朝日生命大手町ビル西面の様子。
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その左手。朝日生命大手町ビルの北側は日本ビルヂングです。
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その左手。建設地西側。
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その先に銭瓶町ビルディング(D棟)があります。2022年3月末に竣工し、4月に東京都下水道局に引き渡しされています。
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その左手。銭瓶町ビルディング西側低層部の様子。
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銭瓶町ビルディングを北西側から見上げました。規模は地上9階、地下4階、高さ約53m、延べ面積約30,000㎡です。
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1階には「ぜにがめプレイス」が2022年8月2日にオープンしていました。 学生が経営する47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」やカフェ「KITASANDO Kissa」などで構成しています。
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その右手。西側です。
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左手。北側です。
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その左手。 道路を挟んだ北側にJFE商事ビルがあります。 規模は地上13階、地下3階、高さ54.4m、延べ面積14,276㎡。 1972年に竣工しています。 再開発事業で解体され、常盤橋公園の一部になります。
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北西側から見た銭瓶町ビルディング。地下3階から地上3階が銭瓶町ポンプ所です。新ポンプ所への切替は2022年4月中旬に行っています。
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北側から見た銭瓶町ビルディング。4階~8階には中部下水道事務所、下水道研修センター、東京都下水道サービス(株)、下水道メンテナンス協同組合が入りました。2022年7月に業務を開始しています。
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北東側から見た銭瓶町ビルディング。
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その左手。こちらはトーチタワー建設地になります。日本ビルヂングの北側部分が先行して解体されています。
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その左手。常盤橋タワー。
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その左手。常盤橋の上を首都高速都心環状線の高架橋が貫いています。
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北東側から見たトーチタワー建設地です。
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一石橋から見た日本橋川。中央奥に常盤橋が見えます。
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南西側から見上げた常盤橋タワー。
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その左手。トーチタワー建設地。
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現地の案内図。写真クリックで拡大画像を表示。
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常盤橋タワー内の店舗案内です。写真クリックで拡大画像を表示。
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アナザー・ジャパンやKITASANDO Kissaの案内です。写真クリックで拡大画像を表示。
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C棟改修Ⅱ期工事も清水建設が進めています。
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トーチタワー(B棟)は2023年10月に着工する予定です。
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大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業の建築計画のお知らせ。写真クリックで拡大画像を表示。
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各棟の概要です。2027年度に全体が完成する予定です。写真クリックで拡大画像を表示。