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渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)
東急、JR東日本、東京メトロの3社は、渋谷スクランブルスクエア(東京都渋谷区)の第Ⅱ期として中央棟と西棟を新設します。 中央棟は地上10階、地下2階、高さ約61m。 西棟は地上13階、地下3階、高さ約76m。 2棟合わせた延べ面積は約95,000㎡です。 2019年11月に開業した東棟と合わせると延べ面積は約276,000㎡になります。 設計は渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所、メトロ開発)、施工は東急建設。 2025年5月に着工しました。 2031年度に竣工する予定です。
完成イメージ
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[以下図面、2025年5月9日付ニュースリリース(PDF)より引用]
中央の高いビルが既存の東棟(地上47階、高さ229.697m)です。その右に中央棟(地上10階、高さ約61m)と西棟(地上13階、高さ約76m)が描かれています。 第Ⅱ期の完成は2027年度から2031年度に見直されています。約4年完成が遅れることになりました。
スクランブル交差点方面からの視点
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2030年度には、3階のJR線および銀座線コンコースの概成に合わせて、銀座線渋谷駅の直上に位置する「4階東口スカイウェイ(仮称)」や、渋谷スクランブルスクエア西棟の西側に整備される「西口3階上空施設(仮称)」の一部が概成することで、渋谷駅を中心とした東西南北につながる、2~4階レベルでの高さとなるデッキ階の歩行者ネットワークが誕生します。
2031年度には渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)が完成。商業フロアは、完成済の東棟と併せて1フロアあたりの売場面積が最大約6,000㎡となります。
宮益坂交差点方面からの視点
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中央棟の10階屋上に各国大使館などと連携したグローバルな文化交流体験を提供する施設「10階パビリオン(仮称)」が整備されます。
2033年度には中央棟4階に最先端技術を活用したコンテンツを体感できる施設「4階パビリオン(仮称)」および中央棟4階とハチ公広場をつなぐ歩行者ネットワーク向上のための縦軸移動空間「アーバン・コア」が完成する予定です。
位置図
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2034年度までには、「ハチ公広場」「東口地上広場」「中央棟4階広場(JR線路上空)(仮称)」「西口3階上空施設(仮称)」「中央棟10階広場(仮称)」の計約20,000㎡の5つの多様な広場空間も誕生します。
現地の様子
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2025年2月23日撮影。建設地の様子。
全体概要
名 称 | 渋谷スクランブルスクエア(SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE) | ||
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計画名 | 渋谷駅地区駅街区開発計画 | ||
所在地 | 東京都渋谷区渋谷二丁目24番1ほか(地番) | ||
最寄駅 | JR・東急・東京メトロ・京王「渋谷」駅 | ||
建築主 | 東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社 | ||
設 計 |
渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所、メトロ開発) デザインアーキテクト:日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所 | ||
施 工 |
東棟:渋谷駅街区東棟新築工事共同企業体(東急建設、大成建設) 中央棟・西棟:東急建設 中央棟高層部(JR鉄道部分):渋谷駅改良(中央)工事共同企業体(代表者:大成建設) 中央棟低層部(JR鉄道部分):渋谷駅改良(北)工事共同企業体(代表者:鹿島建設) | ||
用 途 | 事務所、店舗、展望施設、駐車場、駅施設など | ||
敷地面積 | 15,275.55㎡ | ||
建築面積 | 17,639.60㎡ | ||
延床面積 | 273,359.01㎡(ニュースリリース:約276,000㎡) | ||
構 造 | 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 | ||
棟 名 | Ⅰ期 東棟 | Ⅱ期 中央棟 | Ⅱ期 西棟 |
施 工 | 東急建設、大成建設 | 東急建設 | 東急建設 |
用 途 | 事務所、店舗、展望施設、駐車場等 | 店舗、駐車場等 | 店舗、駐車場等 |
延床面積 | 約181,000㎡ | 約95,000㎡ | |
階 数 | 地上47階、地下7階 | 地上10階、地下2階 | 地上13階、地下4階 |
高 さ | 229.697m(最高229.697m) | 約61m | 約76m |
着 工 | 2014年6月1日 | 2025年5月 | 2025年5月 |
竣 工 | 2019年8月 | 2031年度予定 | 2031年度予定 |
開 業 | 2019年11月1日 | ― | ― |
備 考 |
◆運営会社:渋谷スクランブルスクエア株式会社 (東急、東日本旅客鉄道、東京地下鉄の3社共同出資) ◆2025年5月9日付ニュースリリース(PDF)は→こちら |
最終更新日:2025年5月10日
地図
矢印は西棟建設地を示しています。
2025年2月23日撮影
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「渋谷スクランブルスクエア」全体の建築計画のお知らせです。 前回撮影時(3年前)と比較すると、建築面積、延べ面積、高さ(229.706m→229.697m)が修正されていました。 東棟の高さが9ミリ低くなっています。 写真クリックで拡大画像を表示。
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①の地点はJR渋谷駅・宮益坂口前の広場です。
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①の地点より中央棟建設地を見ています。JR渋谷駅の上に鉄骨が建ち上がっています。
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その左手。こちら側に中央棟の高層部(地上10階)が建設されます。
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②の地点は「ハチ公前広場」です。
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ハチ公像です。ハチ公像と記念写真を撮る観光客の行列ができていました。
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ハチ公前広場より解体中の東急百貨店東横店を見ています。同店はほぼ姿を消しています。
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東急建設が2020年10月12日~2027年1月31日の工期で「東急百貨店東横店西・南館解体工事」を進めています。 中央奥に第Ⅰ期で建設された東棟が見えます。
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解体中の東急百貨店東横店(左)と東棟。
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③の地点は「渋谷フクラス」より東にのびる歩行者デッキの先端です。将来はここで西棟と接続することになります。
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③の地点よりJR渋谷駅方面を見ています。JR渋谷駅の上に10階建ての中央棟が建ちます。その手前に13階建ての西棟が建ちますが、まだ本格的な工事は始まっていないようです。
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その左手。こちら側にJRと井の頭線の渋谷駅を結ぶ新しい連絡通路が出現します。
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「渋谷駅西口上空施設新築工事」の建築計画のお知らせが新たに設置されていました。地上3階、高さ14.88m。用途は公共用歩廊です。建築主は東急、設計は日建設計、施工は東急・JFE建設工事共同企業体。2028年3月末に竣工する予定です。
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右手。西棟は右側の歩行者デッキに接するほどの規模になります。
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その上方。左より、
渋谷スクランブルスクエア 東棟(地上47階、高さ229.697m)
渋谷ストリーム(地上35階、高さ179.95m)
渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー(地上39階、高さ179.94m)