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BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)
野村不動産とJR東日本は2024年5月30日、東京都港区芝浦1丁目において「芝浦プロジェクト」として開発中の街区の名称を「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」に決めたと発表しました。
先行して建設中のS棟は地上43階、地下3階、高さ228.88m。オフィス、商業施設、ホテル(フェアモント東京)で構成します。
N棟は地上45階、地下3階、高さ227.28m。オフィス、商業施設、住宅で構成します。
全体の延べ面積は約55万㎡です。
設計は槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計。
施工はS棟が清水建設、N棟は未定。
S棟は2025年2月、N棟は2030年度に竣工する予定です。
2024年5月5日撮影。晴海地区より見た建設地。左のS棟が完成後、右の浜松町ビルディング(東芝ビルディング)などを解体しN棟を建設します。
2024年5月25日撮影。南東側より見たS棟。 野村不動産は2023年12月11日、S棟に導入する「ビルOS」として、日立製作所のビル IoT ソリューション「BuilMirai(ビルミライ)」を採用すると発表しました。 野村不動産は、今後、日立の協力の下、本プロジェクトの DX の取り組みの中核として「BuilMirai」を継続的に活用し、ビルの高付加価値化を実現します。
完成イメージ(南東側より)
[以下3枚、2022年5月23日付ニュースリリース(PDF)より引用]
左がS棟、右がN棟です。 浜松町ビルディング(地上40階、高さ165.9m)の南側にあったスリーワンプラザ(地上1階)部分にS棟を建設しています。 S棟完成後、浜松町ビルディング本体と東芝浜松町ビル(地上8階)を解体し、N棟を建設します。
用途構成
両ビルともオフィス主体で、S棟の高層部にホテル、N棟の高層部に住宅を計画しています。
低層部には商業施設などを入れ、地下には駐車場を設けます。
地上約138m(28階)にはワーカー専用の「スカイラウンジ」を予定しています。
ホテルは「フェアモント東京」が進出します。
客室はスイートを含む全219室。
3つのレストランとバー、スパ、フィットネスセンター、プール、バンケット、カンファレンス、チャペルも完備します。
ホテルは2025年7月に開業する予定です。
位置図
国土交通省は2021年10月22日、国土交通大臣が(仮称)芝浦一丁目計画を優良な民間都市再生事業計画として認定したと発表しました。これにより、金融支援や税制上の特例措置等の支援が受けられます。
概要
名 称 | BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) | |
---|---|---|
計画名 | 芝浦プロジェクト/芝浦一丁目プロジェクト/(仮称)芝浦一丁目建替計画/(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事 | |
ホテル名 | フェアモント東京(S棟) | |
所在地 | 東京都港区芝浦一丁目1番1号ほか(地番) | |
最寄駅 | JR・東京モノレール「浜松町」駅、ゆりかもめ「日の出」駅 | |
建築主 | 野村不動産株式会社、東日本旅客鉄道株式会社 | |
設 計 | 株式会社槇総合計画事務所、清水建設株式会社、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、株式会社日建設計 | |
区域面積 | 約47,000㎡ | |
敷地面積 | 40,104.29㎡ | |
建築面積 | 28,192.39㎡ | |
延床面積 | 550,209.31㎡ | |
構 造 | S造、一部 RC造、SRC造 | |
基礎工法 | 直接基礎 | |
棟 名 | Ⅰ期(S棟) | Ⅱ期(N棟) |
施 工 | 清水建設株式会社 | 未定 |
用 途 | 事務所、商業施設、ホテル、駐車場 | 事務所、商業施設、住宅、駐車場 |
階 数 | 地上43階、地下3階 | 地上45階、地下3階 |
高 さ | 228.88m | 227.28m |
解体着手 | 2021年2月 | 2026年1月予定 |
着 工 | 2021年10月1日 | 2027年度予定 |
竣 工 | 2025年2月予定 | 2030年度予定 |
開 業 | 2025年7月予定(ホテル) | ― |
備 考 |
◆当初の建築主は野村不動産ビルディング、野村不動産、東日本旅客鉄道でした。 ◆野村不動産と野村不動産ビルディングは2022年4月1日付で合併しています。 ◆起工式:2021年9月28日 ◆建築主2022年05月23日付ニュースリリース(計画詳細発表)は→こちら ◆建築主2023年12月11日付ニュースリリース(ビルミライ導入)は→こちら ◆建築主2024年05月30日付ニュースリリース(街区名称発表)は→こちら ◆国土交通省2021年10月22日付報道発表資料は→こちら |
最終更新日:2024年9月26日
地図
矢印はS棟建設地を示しています。 JR・東京モノレール「浜松町駅」とは連絡通路を介し徒歩5分ほどです。
2024年5月25日撮影
①の地点よりスタートします。
①の地点の様子です。浜松町駅より続く連絡デッキはこの地点付近で地上の通路となります。
左手に東芝浜松町ビル(地上8階)があります。
その南側に地上40階、高さ165.9mの浜松町ビルディング(東芝ビルディング)があります。
その南側でS棟(地上43階、高さ228.88m)を建設中です。
1984年に「東芝ビルディング」として開業し、2013年に「浜松町ビルディング」に改称。改称後も東芝の本社が入っていましたが、東芝は2024年5月16日、2025年度上期に川崎市に本社を移転することを発表。この地から「東芝」が消えることになります。
さらに南に進みます。
②の地点に移動しました。
②の地点より見たS棟。上棟したようですね。
その左手。東京モノレールの橋脚があります。
右手。建設地南側にはN棟(左)とS棟(右)で構成するツインビル「シーバンス」(地上24階、高さ98.8m)があります。
シーバンス敷地内より見たS棟。S棟の1階~3階はショップ&ダイニングになります。飲食店を中心に約40店舗が集結する予定です。
その右手。シーバンスN棟。
③の地点に移動しました。
③の地点より見たS棟。7階~33階がオフィス及びオフィスサポートフロアとなります。オフィスフロアには野村不動産をはじめとする野村不動産グループが本社機能を移す予定です。
④の地点に移動しました。
④の地点より見たS棟。 28階には、会議室やラウンジ、バケーション、共創のエリアのほか、幅10mの大開口があるバックデッキを設けたテラスエリア、サウナや岩盤浴、フィットネスジムを備えるウェルネスなどのエリアを整備する予定です。
⑤の地点より見たS棟。35階~42階にラグジュアリーホテル「フェアモント東京」が進出します。客室はスイートを含む全219室。チャペルやバンケットも備えます。
その左手。S棟南側の様子。
右手。新芝浦橋の架け替え工事が進められていました。同時に道路も改良され、S棟南側道路と真っすぐに結ばれるようになります。
⑥の地点は末広橋の上です。
⑥の地点(末広橋)より見たS棟。「フェアモント東京」は、運河沿いの立地を活かし、ホテルサービスと一体になったクルージングを提供。2025年夏に開業する見通しです。
その左手。シーバンスのS棟(左)とN棟(右)。
右手。芝浦運河です。
⑦の地点に移動しました。
⑦の地点より見たS棟。 清水建設が開発した制振システム「BILMUS」を実用化第一弾として採用します。
S棟と浜松町ビルディング。
工事中の新芝浦橋。
仮橋があります。
仮橋より見たS棟。接近すると高層部が見えなくなります。
その下方。仮橋。
その左手。新芝浦橋を建設中です。
その左手。建設中の新芝浦橋。
続いて右手の様子。S棟と浜松町ビルディング。
その右手。芝浦運河。
⑧の地点に移動しました。
⑧の地点より見たS棟。
その左手。水辺に面したバルコニーも整備されます。
右手。浜松町ビルディング。2025年2月のS棟完成後に解体され、2027年度~2031年度の工期でN棟が建設されます。
田町駅(三田駅)付近に移動しました。遠くにS棟が見えます。
拡大しました。
2024年5月5日撮影。晴海地区にある臨港消防署付近より見ています。
拡大しました。
さらに拡大。2030年度末にはほぼ同じ高さの超高層ビルが並ぶことになります。
「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」の建築計画のお知らせ。前回撮影時と内容は同じです。写真クリックで拡大画像を表示。