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虎ノ門アルセアタワー
虎ノ門アルセアタワーは、独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)が代表施工者となり、東京都港区虎ノ門2丁目に新設した地上38階、地下2階、高さ179.925m(最高184.925m)、延べ面積約180,600㎡の超高層ビルです。 設計・施工は大成建設。 2025年2月14日に竣工しました。
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2025年4月27日撮影。 本事業は、代表施行者のUR都市機構が共同施行者の国家公務員共済組合連合会(KKR)と、施行分担しながら一体的に事業を推進しています。 また、公募により選定した特定業務代行者の参画を経て、民間事業者の創意工夫と活力を導入しています。
施設構成図
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1階にマルシェ・店舗、2階にオフィスロビー・店舗・アルセアサロン、3階にビジネスセンター、4~5階に機械室、6~15階に賃貸対象外のオフィスフロア、16~37階に賃貸オフィスフロアを配置。 22階にはスカイロビー・スカイラウンジを設けています。
概要
名 称 | 虎ノ門アルセアタワー |
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計画名 | 虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事 |
事業名 | 虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業(業務棟) |
所在地 | 東京都港区虎ノ門2丁目105番(地番) 東京都港区虎ノ門2丁目2(住居表示) |
最寄駅 | 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 |
建築主 | (建築物全般) 独立行政法人 都市再生機構 東日本賃貸住宅本部 (地域冷暖房施設) 株式会社 虎ノ門エネルギーサービス |
基本設計・総合監理・デザインディレクション | 日本設計・三菱地所設計共同企業体 |
実施設計 | 大成建設株式会社 一級建築士事務所 |
施 工 | 大成建設株式会社 |
用 途 | 事務所、店舗、駐車場 |
敷地面積 | 22,539.74㎡ ※完成時ニュースリリース:約22,500㎡ |
建築面積 | 7,898.09㎡(全体15,641.30㎡) |
延床面積 | 180,582.82㎡(266,115.75㎡)※完成時ニュースリリース:約180,600㎡ |
構 造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎、杭基礎 |
階 数 | 地上38階、地下2階 |
高 さ | 179.925m(最高184.925m)※完成時ニュースリリース:約180m |
着 工 | 2020年9月 |
竣 工 | 2025年2月14日 |
備 考 |
◆特定業務代行者 ・実施設計・施工 大成建設株式会社 ・保留床取得 日鉄興和不動産株式会社、第一生命保険株式会社、九州旅客鉄道株式会社、大成建設株式会社、T2特定目的会社(関電不動産開発株式会社、東京ガス不動産株式会社、日鉄興和不動産株式会社が出資するSPC) ◆2024年5月8日付ニュースリリース(ワーカーサポート施設の概要決定)は→こちら ◆2025年2月13日付ニュースリリース(竣工)は→こちら |
最終更新日:2025年5月13日
地図
建設地まで東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」及び東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩3分、東京メトロ南北線「溜池山王駅」より徒歩5分ほどです。 2025年2月に「虎ノ門ヒルズステーションタワー」との接続デッキが開通しました。 「赤坂インターシティAIR」との接続デッキは2029年度に完成する予定です。
開発の概要
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2015~2018年度 旧国立印刷局解体→新虎の門病院建設
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2019~2020年度 旧虎の門病院解体
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2020~2024年度 虎ノ門アルセアタワー建設
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2025~2029年度 共同通信会館解体→基盤施設整備
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2030年度 事業完了(広場整備&アメリカ大使館前交差点改良)
2025年4月27・29日撮影
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虎ノ門ヒルズ駅から「虎ノ門ヒルズステーションタワー」~「虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラス」を経て、雨に濡れずに①の地点に到着できます。
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①の地点(連絡デッキ)より見ています。中央が「虎の門病院」、その右が「虎ノ門アルセアタワー」です。
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「虎ノ門アルセアタワー」に到着しました。 UR都市機構と国家公務員共済組合連合会(KKR)が中心となり虎の門病院や国立印刷局、共同通信会館などを一体的に再開発しました。 地権者は一般社団法人共同通信社、株式会社共同通信会館、独立行政法人国立印刷局、財務省です。 「虎ノ門アルセアタワー」は隣接地に移転開業した「虎の門病院」の跡地に誕生しています。
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ここが2階のエントランスになります。
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その左手。通路はさらに続いています。2029年度には「赤坂インターシティAIR」と結ばれる予定です。
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その左手。「虎の門病院」です。
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案内板がありました。2階に「独立行政法人国立印刷局 官報閲覧・原稿受付窓口」が入居しています。写真クリックで拡大画像を表示。
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公開空地の案内です。写真クリックで拡大画像を表示。
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①付近より見た連絡通路の様子です。
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その位置より見た「虎の門病院」と「虎ノ門アルセアタワー」。
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②の地点に移動しました。
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②の地点より見た「虎ノ門アルセアタワー」。地上38階、地下2階、高さ179.925m(最高184.925m)、延べ面積約180,600㎡です。
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その右手。連絡通路と「虎の門病院」の様子。
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南東側より見た「虎ノ門アルセアタワー」。地震に備えて制振構造を採用しています。
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③の地点に移動しました。
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③の地点より見た「虎ノ門アルセアタワー」。1~2階に商業エリア、1~3階にビジネスセンター、4~5階に機械室、6~37階にオフィスを配置しています。
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その下方の様子。デッキ、屋上緑化、壁面緑化も含めると本事業地区全体で約7,500㎡の緑化面積を確保しているそうです。
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その左手。
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右手の様子です。
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北東側より。 1~2階の商業エリアには、11店舗からなる飲食ゾーンのほか、カフェやオールディダイニング、コンビニなどを誘致する計画です。 コンビニが2025年5月オープン予定のほか、今後順次開業予定です
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北側より。 業務支援施設として、1階にバイクステーション(予約制)、2階にバイリンガル対応のコンシェルジュ、3階にシェアオフィス、カンファレンス、フィットネスを設けています。
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その下方の様子。
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④の地点に移動しました。
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④の地点より見ています。「虎ノ門アルセアタワー」を見ながら「環状2号線」を南東方面に進みます。
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3階のカンファレンス「虎ノ門アルセアタワーコンファレンス」には、8~84名程度まで利用可能な大小6室の会議室に加え、配信イベントや貸切パーティーにも対応するSTUDIO&LOUNGを設置しています。 このほか3階には会員制シェアオフィス「WAW 虎ノ門アルセアタワー」やフィットネスが入ります。
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2階にオフィスロビー、6~15階に賃貸対象外のオフィスフロア、16~37階に賃貸オフィスフロアを配置。 国立印刷局の本局が2025年2月25日に共同通信会館から移転入居しています。
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左奥は「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(地上49階、高さ264.00m(最高265.75m))、右は「住友不動産虎ノ門タワー」(地上35階、高さ169.7m)です。
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16~37階の所有者は、16~20階が株式会社共同通信会館、21階が一般社団法人共同通信社、22~37階が日鉄興和不動産、第一生命保険、九州旅客鉄道、大成建設、T2特定目的会社(関電不動産開発、東京ガス不動産、日鉄興和不動産が出資するSPC)です。
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オフィスフロアの基準階面積は約3,500㎡(約1,050坪)です。天井高は2.9m(16階・22階・30階は3.0m)を確保しています。
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シャトルエレベーターの乗り換え階となる22階のスカイロビーには、テナント専用となる「スカイラウンジ」を設けています。
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22階の「スカイラウンジ」には、一人でも利用しやすいカウンター席からランチ・打合せなどグループ利用も可能なシート席まで、約160席を用意しています。