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(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発事業
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合は、JR札幌駅隣接地に地上43階、地下4階、高さ約245m、延べ面積約388,500㎡の超高層ビルを計画しています。 低層部に商業施設やバスターミナル、高層部にオフィスや外資系最高級ホテルを配置します。 設計は日本設計、施工は清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進JV。 2022年度の都市計画決定と事業認可を経て、2023年秋の着工、2029年秋の開業を目指しています。
完成イメージ
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[以下3枚、環境影響評価準備書より引用]
西側から見ています。左は既存のJRタワー(地上38階、高さ173m)です。
札幌市は2022年2月1日から3月2日まで環境影響評価準備書を縦覧しています。
準備書によると従来計画と比べて以下の変更があります。
全体的に規模がやや縮小されています。
施工区域:約3.4ha→約3.1ha
事業区域:約2.5ha→約2.3ha
階数:地上48階→地上43階
高さ:約250m→約245m
延べ面積:約395,000㎡→約388,500㎡
配置図
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札幌市が所有し駐車場・駐輪場として活用している北5西1街区とJR北海道グループが所有する商業施設「札幌エスタ」及び「札幌バスターミナル」がある北5西2街区を一体的に開発します。 計画通りなら北海道・東北地方でもっとも高いビルが誕生することになります。
断面イメージ
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JR北海道は2022年1月19日、高層部6フロアに世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルの最上級ブランドホテルを誘致すると発表しました。
客室約200室のほか、レストランや入浴施設、フィットネスなどを設けます。
なお、ブランド名は未定としています。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
※マリオットの最上級ブランドは「エディション、ザ・リッツ・カールトン、ラグジュアリーコレクション、セントレジス、Wホテル、JWマリオット」の6ブランドです。
準備組合は2021年11月10日、特定業務代行者に清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)を選定したと発表しました。
特定業務代行者は保留床の処分に責任を持つとともに、建築等の工事施工を含む事業推進業務の支援・代行を担います。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
JR北海道は2021年11月10日、事業地内にある商業施設「札幌エスタ」を2023年夏に閉店すると発表しました。
「札幌エスタ」はバスターミナル直結の商業施設として1978年9月に開業していました。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
準備組合は2021年9月15日、マスターアーキテクト(全体デザイン監修)に建築家の内藤廣氏を選定したことを発表しました。
建物の設計業務を担う日本設計とともに、施設全体のデザイン監修を担当します。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
札幌市は2021年4月28日、(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発事業の環境影響評価方法書を公開しました。
同書では高さ約250mのタワーを中心とした案に計画を一本化しています。
札幌市は2020年8月3日、(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発事業の計画段階環境配慮書を公開しました。
同書では高さ約255mのタワーを中心としたA案と、高さ約200mと約150mのツインタワーで構成するB案を併記しています。
札幌市とJR北海道などJR北海道グループ4社は2019年11月11日、「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合」を設立しました。
2019年12月には事業コンサルタントに日本設計を選定。日本設計が計画段階環境配慮書や環境影響評価方法書を作成しています。
現地の様子
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2021年6月28日撮影。JRタワーから見た建設地(北5西1街区)。
概要
計画名 | (仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発事業 |
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所在地 | 北海道札幌市中央区北5条西1丁目、北5条西2丁目、西3丁目の一部 |
最寄駅 | JR「札幌」駅、地下鉄「さっぽろ」駅 |
建築主 |
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合 理事長…………札幌市副市長 副理事長………北海道旅客鉄道(株)副社長 理事……………札幌駅総合開発(株)社長 理事……………ジェイ・アール北海道バス(株)社長 理事……………JR北海道ホテルズ(株)社長 |
設 計 | (株)日本設計(全体デザイン監修:内藤廣氏) |
施 工 |
清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体 [代表企業] 清水建設(株) [構成員] 伊藤組土建(株)、岩田地崎建設(株)、札建工業(株)、(株)泰進建設 |
用 途 | 業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等 |
区域の規模 | 施工区域約3.1ha、事業区域約2.3ha |
敷地面積 | ― |
建築面積 | 約22,000㎡ |
延床面積 | 約388,500㎡ |
構 造 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階 数 | 地上43階、地下4階 |
高 さ | 約245m |
着 工 | 2023年度予定 |
竣 工 | 2029年秋予定(供用開始:2029年秋予定) |
備 考 |
◆特定業務代行者:清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体 [事業スケジュール](予定) ◆基本計画……………………………2019年度~2020年度 ◆基本設計・実施設計………………2020年度~2023年度 ◆都市計画決定………………………2022年度 ◆事業認可・再開発組合設立………2023年度 ◆着工…………………………………2023年秋 ◆全体竣工・供用開始………………2029年秋 |
最終更新日:2022年2月2日
地図
矢印は北5西1街区を示しています。
2021年6月撮影
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2021年6月27日撮影。JR札幌駅。
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その右手に商業施設「エスタ」があります。ここが北5西2街区になります。
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南西側から見た「エスタ」。バスターミナルを併設しています。
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南東側から見た「エスタ」。再開発事業で高さ約64mの商業施設に建て替えられます。
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その右手。再開発ビルは北5西2街区と北5西1街区に跨って建ち、北5西1街区側に高さ約250mの超高層ビルがそびえ立つことになります。
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西側から見た北5西1街区。駐車場や駐輪場として使われています。
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その左手。JRの高架橋が見えます。このあたりに北海道新幹線の札幌駅がつくられます。
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右手。
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その左手。「エスタ」です。
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東側から見た北5西1街区。「エスタ」がある場所は北5西2街区です。
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その右手。
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北東側から見た北5西1街区。
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その右手。このあたりは新幹線駅になります。
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現在は高架下は飲み屋です。
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JRタワー展望室「T38」から見た建設地(北5西1街区)です。
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色付けしました。 赤色部分が建設地(北5西1街区)、緑色部分が新幹線駅のおおよその範囲になります。 (仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発事業は、2029年秋の開業を目指しています。