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名古屋駅地区再開発計画


名古屋鉄道は2025年3月24日、名鉄百貨店から日本生命笹島ビルまで南北に連なるビルを再開発する「名古屋駅地区再開発計画」について、事業化を決定したと発表しました。 商業、オフィス、ホテル、鉄道駅、バスターミナルで構成する延べ面積約520,000㎡のツインタワービルを整備します。 北側が地上31階、高さ172m、南側が地上29階、高さ170m。 2026年度に解体着工、2027年度に新築着工する予定で、2033年度の1期竣工、2034年代前半の2期竣工を目指しています。



用途構成イメージ

名古屋駅地区再開発計画

[以下図面、名古屋鉄道2025年3月24日付ニュースリリース(PDF)より引用]

2033年度の1期竣工で、オフィス、商業(一部)、バスターミナルが開業するとともに、鉄道1期リニューアル(2線)が完成する予定です。 2040年代前半の2期竣工で、商業が全面開業するとともに、鉄道2期リニューアル(4線)が完成する予定です。

共同事業者は名古屋鉄道、名鉄都市開発、日本生命保険、近畿日本鉄道、近畿不動産です。



位置図

名古屋駅地区再開発計画

右が北です。 「名鉄百貨店本店」は2026年2月28日、「名鉄グランドホテル」は2026年3月22日に営業を終了する予定です。 2026年3月中に営業終了する「名鉄バスセンター」については、名古屋駅周辺で代替機能を確保する予定です。



2期リニューアル後(4線化)イメージ

名古屋駅地区再開発計画

名鉄名古屋駅は現在は2線で運用しています。 4線化するとともに、ホームドアの整備による安全性の向上や、ホームやコンコースの拡張等による大規模災害発生時の対応力向上を図る計画です。



都心における施設イメージ

名古屋駅地区再開発計画

東側上空から見た名古屋駅のスカイラインです。 左側の「ささしまライブ24」や右側の「JR名古屋駅」と連携し都心回遊性を向上させる計画です。



概要

計画名名古屋駅地区再開発計画
所在地愛知県名古屋市中村区名駅一丁目など
最寄駅名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅、JR 名古屋駅、地下鉄 名古屋駅
建築主名古屋鉄道株式会社、名鉄都市開発株式会社、日本生命保険相互会社、近畿日本鉄道株式会社、近鉄不動産株式会社
設 計
施 工
用 途商業、オフィス、ホテル、鉄道駅、バスターミナル
敷地面積約28,000㎡
建築面積
延床面積約520,000㎡
構 造
階 数北側:地上31階/南側:地上29階
高 さ北側:172m/南側:170m
着 工2027年度(解体着工:2026年度)
竣 工2033年度(1期本工事竣工)/2040年代前半(2期本工事竣工)
備 考 ◆詳細については、共同事業者間にて正式に合意した後に公表するとしています。
◆名古屋鉄道2024年3月24日付ニュースリリース(PDF)は→こちら

最終更新日:2025年3月24日



地図

名鉄ビル(名鉄百貨店本店)、名古屋近鉄ビル(近鉄パッセ)、名鉄バスターミナルビル(名鉄バスセンター、名鉄百貨店メンズ館、名鉄グランドホテル)、大手町建物名古屋駅前ビル(ヤマダ電機)、名鉄レジャックビル、日本生命笹島ビルを一体的に建て替えます。



完成イメージ(当初計画)

名鉄 名古屋駅地区再開発

[名古屋鉄道2017年3月29日付ニュースリリース(PDF)より引用]

名古屋鉄道は2017年3月29日、商業、オフィス、ホテル、住宅などで構成する地上30階、高さ160~180m、南北約400mの巨大複合ビルの建設を発表していました。 2022年度に着工し、2027年度に完成する予定でしたが、コロナ禍により再検討することとなりました。



2017年6月撮影

名鉄 名古屋駅地区再開発

2017年6月5日撮影。北から既存ビルを見ていきましょう。JR名古屋駅のすぐ南側に建つのが「名鉄百貨店本店本館」が入居する「名鉄ビル」です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

名鉄ビル(名鉄百貨店本店本館)。地上10階、地下2階。地下に「名鉄名古屋駅」があります。8~10階にあった「名鉄ホール」(963席)は2015年3月31日をもって営業を終了しています。




名鉄 名古屋駅地区再開発

そのすぐ南側が「近鉄パッセ」が入居する「名古屋近鉄ビル」です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

名古屋近鉄ビル(近鉄パッセ)は地上10階、地下1階。地下に「近鉄名古屋駅」があります。




名鉄 名古屋駅地区再開発

そのすぐ南側が「名鉄百貨店本店メンズ館」などが入居する「名鉄バスターミナルビル」です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

名鉄バスターミナルビル。地上18階、地下1階、高さ64.1m。地下1階~地上6階が「名鉄百貨店本店メンズ館」、7階~10階は名鉄本社及び名鉄バスを含むグループ会社の事務所、11階~18階は「名鉄グランドホテル」です。バス乗り場(名鉄バスセンター)は3階と4階にあります。




名鉄 名古屋駅地区再開発

そのすぐ南側が「LABI名古屋」が入る「大手町建物名古屋駅前ビル」です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

大手町建物名古屋駅前ビル。地上11階、地下1階。地下1階から地上5階までがヤマダ電機「LABI名古屋」です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

左から大手町建物名古屋駅前ビル、名鉄バスターミナルビル、名古屋近鉄ビルです。




名鉄 名古屋駅地区再開発

大手町建物名古屋駅前ビルの南側は「太閤通」です。計画中の巨大ビルは道路を跨ぎます。




名鉄 名古屋駅地区再開発

太閤通の南側に「名鉄レジャックビル」や「日本生命笹島ビル」があります。




名鉄 名古屋駅地区再開発

名鉄レジャックビル。地上8階、地下2階。




名鉄 名古屋駅地区再開発

名鉄レジャックビルにはファーストフード店、居酒屋、インターネット喫茶、ボウリング場、カプセルホテルなどが入居。8階にはエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校もあります。




名鉄 名古屋駅地区再開発

その南側が「日本生命笹島ビル」です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

日本生命笹島ビル。地上17階、地下1階、高さ75m。1974年に竣工したこのビルも再開発で生まれ変わります。




名鉄 名古屋駅地区再開発

その南側の「駿台予備学校名古屋校」は再開発対象外です。




名鉄 名古屋駅地区再開発

その南側の「明南クリヤマビル」と「ワキタビル」も再開発対象外で、写真中央左の「名鉄バスセンター」は再開発に含まれています。




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