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神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
雲井通5丁目再開発株式会社は、神戸市の三宮地区に、商業、バスターミナル、図書館、ホール、オフィス、ホテル、駐車場で構成する地上32階、地下3階、高さ約163m、延べ面積約99,900㎡の再開発ビルを整備します。 特定事業参加者として三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産が参画。 設計は大林組、板茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計の4者、施工は大林組。 2022年6月に既存建物の解体工事に着手しました。 2023年7月に着工する予定で、2027年12月の竣工を目指しています。
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2022年10月20日撮影。
解体中の旧神戸市勤労会館と旧神戸市中央区役所です。
雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市、三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産、大林組の6者は2022年6月3日、神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業が権利変換計画の認可を受けたと発表しました。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
完成イメージ
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[以下2枚、三菱地所2022年6月3日付ニュースリリース(PDF)より引用]
地下1階~地上3階に商業機能、4~8階にホール機能、9~10階に図書館機能、11~22階に業務機能、24~32階に宿泊機能を設けます。
このほか、新バスターミナルⅠ期として、地下2階に車寄せやカーシェアリング、1階に中・長距離バスの乗降場、2~3階にバス待合空間を計画しています。
ホール機能として「大ホール」(1,800席程度)や区民ホール利用にも対応する「多目的スペース」を整備し、業務機能として三宮エリア内で最大級の規模となるフロア面積約350坪の無柱空間を用意します。
位置図
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神戸市勤労会館、神戸市中央区役所、雲井通小公園、東横INN神戸三ノ宮Ⅱ、サンパルを一体的に再開発します。 Ⅱ期でコスモビル、ブレンザホテル、サンシティなどのある区画を再開発する予定です。
ホテルイメージ
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[テイクアンドギヴ・ニーズ2022年5月18日付ニュースリリース(PDF)より引用]
テイクアンドギヴ・ニーズは2022年5月18日、本ビル24~32階にラグジュアリーブティックホテル「EVOL HOTEL KOBE (仮称)」を出店すると発表しました。
客室60~70室(図右)を用意するほか、オールデーダイニング、スペシャリティレストラン、ルーフトッププール&バー(図左)、スパ、ジム、バンケット、チャペルを計画しています。
コンセプトは、「旅慣れた大人が“ホテルで過ごすこと”自体を堪能できるホテル」だそうです。
2027年度頃に開業する予定です。
ニュースリリース(PDF)は→こちら
概要
事業名 | 神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 |
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ホテル名 | EVOL HOTEL KOBE (仮称) |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区雲井通5丁目地内 |
最寄駅 | JR「三ノ宮」駅ほか |
建築主 | 雲井通5丁目再開発株式会社 |
設 計 | (株)大林組、(株)板茂建築設計、(株)東畑建築事務所、(株)三菱地所設計 |
施 工 | (株)大林組 |
用 途 | 商業、バスターミナル、図書館、ホール、オフィス、ホテル、駐車場 |
区域面積 | 約1.3ha |
敷地面積 | 約8,230㎡(約8,228㎡) |
建築面積 | 約7,650㎡(約7,636㎡) |
延床面積 | 約99,900㎡(約99,422㎡) |
構 造 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造、一部S造) |
階 数 | 地上32階、地下3階 |
高 さ | 約163m(165m) |
着 工 | 2023年7月予定(解体工事着手:2022年6月) |
竣 工 | 2027年12月予定 |
開 業 | 2027年度予定(ホテル) |
備 考 |
◆事業コーディネーター…(株)再開発評価、(株)東畑建築事務所 ◆特定事業参加者…………三菱地所(株)、三菱倉庫(株)、TC神鋼不動産(株) ◆特定業務代行者…………(株)大林組 ◆ホテル運営………………(株)テイクアンドギヴ・ニーズ [事業の流れ] 2018年06月:雲井通5丁目再開発株式会社設立 2020年03月:都市計画決定告示 2020年12月:特定業務参加者及び特定業務代行者決定 2021年03月:施工認可(2022年3月変更認可) 2022年05月:権利変換計画認可 2022年06月:解体工事着手 2027年12月:竣工(予定) ◆雲井通5丁目再開発(株)HP→こちら ◆三菱地所2022年6月6日付ニュースリリース(PDF)→こちら |
最終更新日:2022年10月28日
地図
事業地は、阪神「神戸三宮駅」、ポートライナー「三宮駅」、JR「三ノ宮駅」、阪急「神戸三宮駅」、地下鉄「三宮駅」、地下鉄「三宮・花時計駅」の近くです。
2022年10月撮影
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2022年10月20日撮影。南西側から見た建設地。「旧神戸市勤労会館」(地上10階)はすっぽり防音パネルに覆われていました。同会館には三宮図書館や青少年会館の機能もありました。
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三宮図書館は2022年7月26日、「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO)内に移転オープンしています。
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「旧神戸市中央区役所」(地上10階)です。中央区役所は2022年7月19日より、市役所3号館跡地に建設された新庁舎で業務を開始しています。
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現地にあった中央区役所移転の案内です。写真クリックで拡大画像を表示。
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市役所3号館跡地に建設された「中央区役所新庁舎」(地上12階、高さ約53m)の様子です。新庁舎には勤労会館等の文化施設機能(文化センター)も付加されています。
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解体工事の工期は、「旧神戸市勤労会館」が2022年8月1日~2023年10月15日、「旧神戸市中央区役所」が2022年9月1日~2023年10月15日です。大林組が手掛けています。
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その左手。写真中央左の「神戸三宮 東急REIホテル」が入る「コスモビル」や、中央右の「ブレンザホテル」(右)などの跡地がⅡ期で開発される予定です。
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右手。国道2号。ガラス張りの建物は「マークラー神戸ビル」(地上14階)です。
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南東側から見た建設地。ここに多彩な機能を盛り込んだ、地上32階、地下3階、高さ約163m、延べ面積約99,900㎡の超高層ビルが出現します。
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ほぼ同じ角度から見た完成イメージ。
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現地にあった再開発ビルの構成図です。ホテルはラグジュアリーブティックホテル「EVOL HOTEL KOBE (仮称)」が進出する予定です。最上階のプールが話題になりそうですね。写真クリックで拡大画像を表示。
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「旧神戸市中央区役所」の奥では「旧東横イン三ノ宮Ⅱ」(地上14階)を解体していました。解体工事の工期は2022年10月1日~2023年10月15日です。
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その奥では「旧サンパル」(地上10階)を解体していました。解体工事の工期は2022年6月1日~2023年10月15日です。
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北東側から見た解体中の「旧サンパル」。「サンパル」は店舗とオフィスで構成する複合ビルでした。
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「旧サンパル」北側の様子。西国街道です。
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北側から見た解体中の「旧サンパル」。
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北西側から見た解体中の「旧サンパル」。
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「旧サンパル」西側の様子。「サンシティー」と接続するブリッジが残されていました。
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歩道閉鎖に伴う案内図ですが、建設地と周囲の様子がわかります。写真クリックで拡大画像を表示。
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移転の案内です。写真クリックで拡大画像を表示。
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こちらも。写真クリックで拡大画像を表示。
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現地には南東側から見た完成イメージもありました。
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説明会開催のお知らせ。2022年10月24日に開かれています。再開発ビルは2023年7月に着工し、2027年12月に竣工する予定です。写真クリックで拡大画像を表示。
2021年4月撮影
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2021年4月20日撮影。「ミント神戸」の南側にあるデッキから事業地方面を見ています。
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南側から見たⅡ期の事業予定地です。左が「コスモビル」(神戸三宮東急REIホテル)、右が「ブレンザホテル」になります。両棟の奥に「サンシティ」があります。Ⅱ期が動き出すのはまだまだ先のようですね。
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その左手。薄緑の建物が「ミント神戸」です。
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右手。ここが本題の事業地です。
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南側から見た事業地。
左が「神戸市勤労会館」、右が「中央区役所」です。
この奥に「雲井通小公園」、「東横INN神戸三ノ宮Ⅱ」、「サンパル」があります。
「神戸市勤労会館」は2022年6月30日をもって閉館し、「中央区役所」は7月19日に「市役所1号館」の西側に移転する予定です。
「神戸市勤労会館」に入っている神戸市立三宮図書館は、約1キロ南の「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO)2階に仮移転します。
6月30日21時に閉館し、7月26日10時にKIITO三宮図書館が開館する予定です。
また、「東横INN神戸三ノ宮Ⅱ」は2022年8月31日のチェックアウトをもって閉館。
「サンパル」内のテナントも次々に閉店しています。
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その左手。Ⅱ期方面。
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右手。
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南東側から見た事業地。2027年度頃には、ここに地上32階、地下3階、高さ約163mの超高層ビルがそびえ立つことになります。
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同じ角度から見た完成イメージです。