九段会館テラス

九段会館テラスは、合同会社ノーヴェグランデ（東急不動産と鹿島建設が設立）が東京都千代田区九段南1丁目に整備した地上17階、地下3階、高さ約74.9ｍ、延べ面積68,036㎡の高層ビルです。旧九段会館を一部保存しながら、オフィスを中心とした複合ビルに建て替えました。設計は鹿島建設・梓設計JV、施工は鹿島建設。 2022年7月29日に竣工し、10月1日に開業しました。

2023年1月29日撮影。九段会館テラスは、旧九段会館を保存・復原した保存棟と17階建ての新築棟で構成しています。新築棟には、お濠や皇居外苑を望む基準階面積約2,500㎡（約760坪）のオフィスフロアを設けています。

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[2022年9月8日付ニュースリリース（PDF）より引用]

概要

名　称	九段会館テラス（KUDAN-KAIKAN TERRACE）
計画名	(仮称)九段南一丁目プロジェクト、九段会館定借・高度利用事業
所在地	東京都千代田区九段南1丁目5-1ほか（地番）東京都千代田区九段南1丁目6-5（住居表示）
最寄駅	東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅徒歩1分
建築主	合同会社ノーヴェグランデ（本プロジェクトのため、東急不動産株式会社と鹿島建設株式会社が設立した事業会社）
設計・監理	鹿島・梓設計・工事監理業務共同企業体
施　工	鹿島建設株式会社
用　途	事務所、店舗、集会場、駐車場等
敷地面積	8,765.85㎡
建築面積	5,123.02㎡（5,181.31㎡）
延床面積	68,036.35㎡（68,128.66㎡）
構　造	S造（CFT造）、RC造、SRC造
基礎工法	直接基礎
階　数	地上17階、地下3階、塔屋3階
高　さ	74.966ｍ（軒高74.186ｍ）／標識：75.0ｍ（最高85.0ｍ）
着　工	2019年9月（解体工事：2018年5月7日～2020年7月31日）
竣　工	2022年7月29日
開　業	2022年10月1日
備　考	◆2019年09月17日付ニュースリリース（PDF）は→こちら ◆2021年06月08日付ニュースリリース（PDF）は→こちら ◆2021年10月29日付ニュースリリース（PDF）は→こちら ◆2022年03月30日付ニュースリリース（PDF）は→こちら ◆2022年07月29日付ニュースリリース（PDF）は→こちら ◆2022年09月08日付ニュースリリース（PDF）は→こちら

最終更新日：2023年2月17日

地図

東京メトロ東西線・半蔵門線および都営新宿線の3線が乗り入れる「九段下駅」の4番出入口から徒歩1分ほどの場所にあります。

2023年1月撮影

2023年1月29日撮影。南東側から見ています。

東側から。旧九段会館は、1934年に竣工した歴史的価値のある建築物として登録有形文化財に指定されています。 2011年の東日本大震災で大きな被害を受け営業停止に追い込まれていました。旧九段会館の保存・復原工事は2021年12月に完了しています。

保存部分地下1階に免震装置を設置することで、保存部分への影響を最小化しつつ、耐震性を大きく向上させています。

その左手。保存部分2階・3階及び新築部分の3階には、インフィールドが運営する「九段会館テラスコンファレンス＆バンケット」が開業しました。創建時の姿を復原した2つの宴会場と新しい8つの会議室があり、宴会場はパーティーや記念式典の会場として、会議室はWEBセミナーやプレゼンテーションの場として活用。また、2つの宴会場は、バリューマネジメントと提携し、クラシカルで重厚な雰囲気の中での結婚式をプロデュースします。

右手。保存部分2階～4階には、約20～80坪の小規模オフィス「九段会館テラスクラシックオフィス」を用意。 3階には同入居テナント専用のラウンジを設けています。

北東側から。保存部分4階には、旧九段会館のこれまでの歴史がわかるギャラリーを設置しています。

九段下交差点付近から見ています。保存部分5階屋上には、オフィスワーカー専用の屋上庭園と専用ラウンジを設けています。

新築部分は制震構造を採用しています。オフィスフロアの基準階貸室面積は約2,500㎡（約760坪）、天井高は2.8ｍを確保しています。

エレベーターは17基を装備。駐車場は129台分（うち荷捌き8台）を用意します。

地下1階と地上1階に、東急不動産が展開する会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート九段下」が開業。「ビジネスエアポートカフェ」と、モノサス社食研が運営する、新コンセプトの公益食堂「九段食堂」を地下1階に併設しています。「テラスラウンジ」と称した飲食ゾーンは、ビジネスエアポート会員以外も利用可能としています。